ビビッドな色使いとおしゃれなデザインが魅力のボールチェア。1966年にフィンランド人デザイナーのエーロ・アールニオ氏によって発案されてから世界中で長く愛されている人気アイテムです。
今回は個性的なチェアが欲しい方のために、ボールチェアの選び方とおすすめ商品3つを紹介します。
かっこいいボールチェアに前から憧れていたんだ!でも正規品は高い…
リプロダクト品を選べばぐっと費用を抑えられるよ!シートはフカフカで防音効果もバッチリ。仕事も休憩もできる自分だけの小さな個室ができるよ♪
そうなのー!?コスパが良いのを紹介してほしいな♪
ボールチェアとは?
ボールチェアとは、1966年にフィンランド人デザイナーのエーロ・アールニオ氏が開発したチェアで、近未来の宇宙映画に出てきそうな丸いフォルムが特徴です。インパクト抜群で、ボールチェアを一つ取り入れたらお部屋の雰囲気がガラリと変わります。
球体をくり抜いたようなハイセンスなデザイン性も魅力ですが、半個室のように1人の空間を持てるのが嬉しいポイント。周りの音を70%遮断できるなど機能性にも優れています。
フワフワの包み込まれるような座り心地は、仕事にもリラックスにもぴったり。読書をしたりビデオを見たり、パソコン作業をしたりするのにおすすめです。
オフィスに置けばオシャレな集中スペースとして注目されるでしょう。カラーやサイズが豊富なものが多いので、自分好みの椅子が手に入りますよ。
ボールチェアの魅力
ここからは、ボールチェアの魅力3つについて解説します。ただデザイン性が高く、おしゃれなイスに留まらないボールチェアの魅力について知りましょう!
【魅力1】パーソナルスペースを持てる
ボールチェアは前面だけが開いた卵の殻のようなフォルムなので、背後と左右から身体を包み込んで小さなパーソナルスペースを演出します。集中して仕事をしたいときや休憩したいときなど、ちょっと1人になりたい時におすすめです。
完全個室ではないので、周りに溶け込みながら一人になることが可能。一人暮らしで「もう一部屋作りたい」という感覚で購入する人もいます。
【魅力2】空間がおしゃれになる
ボールチェアの魅力としてインテリア性の高さが挙げられます。球体をくり抜いたかのようなデザインにビビッドカラーやモノトーンカラーを施すことで、部屋の雰囲気をおしゃれにポップに演出。
球体の他に卵型などのラインナップがあり、ファブリックの色を変更できるものもあります。
【魅力3】周囲の音を遮ることができる
遮音性の高さもボールチェアの魅力の一つです。周囲の音が70%ほど聞こえなくなるので、集中して本を読みたいときや、周囲の雑音に邪魔されずに音楽鑑賞をしたいときなどにおすすめです。
プライベート空間がしっかり保てて、まるで宇宙空間にいるかのような心地よさが味わえますよ。
ボールチェアを購入する際の注意点
おしゃれな上にプライベート空間も作ることができるボールチェアですが、購入する前にサイズと設置スペース、搬入経路などをチェックしなければなりません。
以下、ボールチェアを購入する際の注意点をまとめました。
【注意点1】自分の体に合うサイズか確認しよう
まず自分の体に合う大きさなのかを確認しましょう。海外製のボールチェアは、日本人にとって大き過ぎることもあるからです。日本人向けのボールチェアなら、やや小さめに作られているのでおすすめです。
例えばIKEAのボールチェアは日本人向けに作られているので、フィット感のある座り心地を楽しめます。体にフィットするチェアを選ぶことで長時間でも快適に座っていられますよ。
また、購入前には重量も確認しましょう。うっかり重いものを選ぶと、簡単に移動させられなくなってしまうこともあります。
【注意点2】部屋に設置スペースがあるか確認しよう
ボールチェアは球体をくり抜いた形をしているので、他のチェアと比べてかなり大きいです。自分の部屋に大きなチェアを置ける設置スペースがあるかどうかチェックしましょう。
一般的な日本の住宅事情を考慮すると、少し小さめのボールチェアがおすすめです。
【注意点3】十分な広さの搬入経路があるか確認しよう
ボールチェアを導入する際には搬入経路を考えなければなりません。球体くり抜き型のボールチェアは椅子というより大型家電や家具のイメージです。ドアの大きさや部屋の間口を考えずに購入してしまうと、入らないという最悪のケースも考えられます。
アパートやマンションの場合はエレベーターに乗せられるか、廊下を通れるかもチェックしなければなりません。本体サイズではなく梱包した状態で人とボールチェアが通るスペースを確保できるかを確認しましょう。
大型のボールチェアは100㎝ほどの幅と奥行きで120㎝ほどの高さがありますが、一般的な玄関の幅は85㎝程度・大きなドアでも90㎝なので搬入は難しいでしょう。玄関から導入できない場合は窓から搬入することになります。
ベランダや庭に通じる大きな窓からなら、窓ガラスを外せば搬入が可能です。本体サイズの幅を80㎝にすれば余裕を持って搬入できますし、小さめサイズでも中で十分にくつろげますよ。
ボールチェアの選び方
ここからは、ボールチェアの選び方を予算・機能性・デザインの3項目で解説します。金額的にも配置面積的にも決して簡単に取り入れられるチェアではないので、じっくり考えて検討しましょう!
【選び方1】予算で選ぶ
ボールチェアにはオリジナルの「正規品」とリーズナブルな「リプロダクト品」があります。ボールチェアの価格は「正規品」と「リプロダクト品」の価格差は約10倍!両者のメリット・デメリットを知った上でどちらを選ぶのか検討しましょう。
本物ならではの高品質を求めるなら「正規品」
本物だけが持つ風格・品質・美しさを求めるなら正規品です。せっかくボールチェアを購入するなら本物を手に入れたいという人に向いています。
しかし、公認メーカーが出しているエーロ・アールニオ氏のデザインを受け継いだ正規品は、100万円オーバーと気軽に手が出る価格とは言えません。
リーズナブルな価格を求めるなら「リプロダクト品」
リーズナブルな価格で気軽にボールチェアを取り入れたい方には「リプロダクト品」がおすすめです。リプロダクト品とは、デザイナーの意匠権が切れた物を、他のメーカーが忠実に再現した商品です。価格が安いだけでなく、サイズや色の種類が豊富。自分好みのものが選びやすいというメリットもあります。
ただし、正規品が一つひとつ丁寧に作り上げられるのに対し、リプロダクト品の多くはコストを抑えて大量生産されます。その結果、座り心地や耐久性で正規品に劣るものもあります。そのため、価格が安いからと安易に購入すると、後で後悔することにもなりかねません。
リプロダクト品を選ぶ時は、口コミやレビューを参考にして正規品との違いや使い心地をしっかり確認しましょう。
・本物の品質にこだわりを求めるなら正規品を選ぶ
・少しでも価格を抑えたい場合はリプロダクト品を選ぶ
選び方2 機能性で選ぶ
ボールチェアは防音性が高い個室空間を演出できますが、プラスアルファの機能を備えた商品ならもっと便利に楽しめます。
ゆったりくつろぎたいなら、アームレスト・オットマン付き
ボールチェアでゆったりくつろぎたいなら、アームレスト・オットマン付きがおすすめです。アームレストとは手首や肘をのせる小さな台のこと。肩や腕の負担を軽減できるので、肩や背中の凝りに悩む方におすすめです。
オットマンとは、足を置いてくつろげる小さな台のこと。脚の疲れも癒したい方には、オットマン付きがおすすめです。足を伸ばして座れるのでリラックス感がし、足を高く上げることでむくみも解消しますよ。
衛生面を配慮するなら、クッションカバーが取り外せるものを
座面と背もたれのクッションカバーを取り外して洗濯できるものを選べば、衛生的に使用できます。また、クッションに厚みのあるものを選べば、硬過ぎず柔らか過ぎないやや硬めの座り心地で長時間快適に座れます。
音楽を聴きたいなら、高品質なスピーカー機能付き
ボールチェアの中で音楽を聴きたいなら、高品質なスピーカー付きのものを選びましょう。外に音が漏れにくい構造なので、周りに迷惑をかけずに音楽を楽しめます。会社から帰宅して座れば、一日の疲れを好きな音楽で癒やせますよ♪
屋外で使いたいなら防水機能付き
自宅のテラスや庭などアウトドアでボールチェアを使いたい方には、防水機能があるタイプがおすすめです。水にも汚れにも強いので外に置いても大丈夫。うっかり飲み物をこぼしても、すぐに拭き取れるので長く使用できますよ。
・くつろぎ重視ならオットマン付きを選ぶ
・清潔に使用し続けるならクション脱着タイプを選ぶ
・音楽やエンタメを楽しむならスピーカー付きを選ぶ
選び方3 デザインで選ぶ
ボールチェアにはさまざまなデザインがあります。
部屋が広い場合は「球型」がおすすめ
部屋が広く十分な設置スペースがあるなら、球型のボールチェアがおすすめです。ボールチェアの中が広いので、足まですっぽり入るタイプもあります。
フィット感を求めるなら「卵型」がおすすめ
卵型のボールチェアは球型よりもやや狭いので、フィット感を求める方におすすめです。卵型の可愛いフォルムは見るだけで癒されるでしょう。
浮かんでいるような感覚を楽しみたいなら、バブル型
通常のボールチェアと違って脚がなく、椅子の上部が吊り下げられたデザインです。外側もクリア素材なので、泡のような感覚や浮かんでいるような感じを体感できます。ユニークなボールチェアが欲しい方におすすめです。
・奥部屋に広さがあるならボール型を選ぶ
・フィット感を求めるなら卵型を選ぶ
・ユニークさを求めるならバブル型を選ぶ
厳選!おすすめのボールチェア3選
ここからは、おすすめのボールチェア3つを厳選してご紹介します。ボールチェアに迷っている方は、ぜひ選択肢に入れてみてくださいね♪
トレジャー(TREASURE) ボールチェア エーロ・アールニオ デザイン
製品サイズ | 幅100×奥行93×高さ125cm |
素材 | 外側:ファイバーグラス 内側:ファブリック |
タンスのゲン ボールチェア エーロ・アールニオ リプロダクト デザイナーズチェア
製品サイズ | ・レッド外寸:(約)幅106×奥行90×高さ123cm座面高:(約)45cm ・ブラック外寸:(約)幅103×奥行80×高さ120cm座面高:(約)30cm |
素材 | FRP・ファブリック・ウレタン |
ボールチェア Sessle Eye
製品サイズ | 幅91×奥行85×高さ137cm |
素材 | FRP・ファブリック・ウレタン |
まとめ
バブルチェアは近未来的なデザインとビビッドなカラーで、抜群の存在感を示すアイテムです。
正規品では高いですが、リプロダクト品なら10万円以下のものもあります。
自分が求める選び方で、理想のボールチェアを見つけてみてくださいね。
防水機能やオットマン付きなど、快適に過ごせる要素が満載よね
こんなスタイリッシュな椅子をリビングに置くだけでもワクワクする〜!自分へのご褒美に買っちゃお♪