災害などの時に備え、必ず家に備蓄しておきたいものといえば「水」。
飲料水はもちろん、洗濯やトイレ、手を洗うなど、水を使う機会はとても多いですよね。
いざという時のために、どのくらいの水を用意しておけばよいのでしょう?また、どんな水を用意すればいいのでしょうか?
そこで今回は、防災用の備蓄水についてと、楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングで購入できるおすすめ商品をご紹介します。
災害はいつ起こるかわからないから、水とかをちゃんと備えておかなきゃと思いながら何も用意できていなくて…
もちろん起こってほしくないけど、『備えあれば憂いなし』という言葉もあるもんね。備蓄用におすすめの水があるから紹介するよ!
備蓄用の水はどれくらい用意しておけばいいの?
水は生活に欠かせないもの。普段はあまり意識していないかもしれませんが、毎日たくさんの水を使っています。
ということは、災害時に水が使えなくなると、途端に困ってしまいますよね。一体どのくらいの量を用意しておけばよいのでしょうか?
まず、一番先に必要なのは飲料用の水。そして、非常食のアルファ米など、調理にも水は必要ですよね。
また、洗濯やトイレ用の水の確保も必要です。農林水産省の「災害時に備えた食品ストックガイド」では、飲料水+調理用水として、1人当たり1日3リットルの水が必要だとされています。
湯せん用に必要な水や、食器を洗う水はこの中に含まれていないので、調理をし、食べて、片付けるまでにはもっと多くの水が必要です。
水道が止まってしまった場合、復旧までに時間がかかる可能性もあるので、最低でも1週間分の水は用意しておきたいですが、20リットル以上の水を家族の人数分…と考えるとかなりの量ですよね。
トイレ用の水などは、お風呂の残り湯などで代用できるので、日頃からお風呂に入ったあとに浴槽の水を抜かずにためておく、などを心がけておくと、いざという時に安心です。
備蓄水と普通の水は何が違うの?
災害用の備蓄として1人あたり必要なのは約21リットル。
例えば4人家族なら84リットル以上必要という計算になります。一般的な2リットルのペットボトルなら42本も必要!収納するだけでも大変ですよね。
そして、心配なのが賞味期限。たくさんの水を用意しても、水にも賞味期限があるので、買い換えるのは大変です。そこで、あらゆる備蓄用の水の悩みを解消してくれるのが「備蓄水」!
備蓄水とは一体何なのでしょう?普通の水との違いをご紹介します。
【備蓄水の特徴①】賞味期限が長い
普通の水は、賞味期限が2年程度のものが多いですが、備蓄水はなんと5年や10年といった長期保存ができることが特徴です。
防腐剤とか何かの薬品が入っているんじゃないの?と心配される方もいらっしゃるかと思いますが、その心配は無用です。
備蓄水は、高温加熱による殺菌処理の回数が一般的なミネラルウォーターよりも多く、雑菌が入らないように徹底した衛生管理をしているため、長期保存が可能となっているのです。
ちなみに、一般的なミネラルウォーターはろ過をしているだけで、殺菌処理まではしていない商品もあるので、賞味期限の設定が短めになっているそうですよ。
【備蓄水の特徴②】ペットボトルの形状が違う
通常のペットボトルには実は、目に見えない大きさの穴が空いています。そのため、長期で保存していると、その穴から水が徐々に蒸発していくので、中身の容量が減っていきます。
その状態のペットボトルの水は飲めないわけではないですが、元々入っている量よりも少ないのは事実。実は水の賞味期限というのは、パッケージに表示している量を守れる日数のことなのです。
そのため、蒸発することを想定し、普通の水は2年程度の賞味期限になっているんですよ。備蓄用の水に使っているペットボトルは水が蒸発しにくい構造になっているのです。
【備蓄水の特徴③】価格が高い
備蓄用の水は普通の水に比べ、価格が高くなっています。
前述のとおり、長期保存をするために、殺菌処理や衛生管理、ペットボトルの構造など、コストがかかる工程がたくさんあるので、価格が上がってしまうのは仕方ないことですよね。
しかし、普通のペットボトルを賞味期限が近づく度に買い換えることと比べると、長い目で見ればオトクかもしれません。
備蓄水の選び方
日常的にはあまりなじみのない備蓄水ですが、どのような点を意識して購入すればよいのでしょうか。
自分の口に合う水を選ぼう
水は味がないので、何でもいいと思ってませんか?これ、意外と大切なんです。
硬度やメーカーによって飲んだ時の感じ方は人それぞれなので、口に合わない水があります。普段ならあまり気にならないことかもしれませんが、災害時に口に合わない水というのはさらにストレスの原因にもなってしまいますよね。
一般的なミネラルウォーターの長期保存バージョンが販売されているものもあるので、普段飲み慣れている水を選んでおくとよいでしょう。
また、1本は開けて、味を確かめてから備蓄用に大量に買っておいてもいいかもしれません。
ミネラルの量をチェックしよう!
災害時は、しっかり栄養をとることができないので、ミネラル不足になってしまう可能性があります。
ミネラルウォーターには、さまざまなミネラルが含有されていますが、商品によりその量にはかなりの差があるので、少しでも含有量が多いものを選んでおきましょう。
水を飲むことで、ミネラル不足の防止になるというのは心強いですよね。
賞味期限?価格?コスパで選ぼう!
賞味期限が長い商品は、当然?価格が高い傾向があります。購入する時は、量も多いので出費が痛いですが、買い換えの時を考え、総合的にコスパのよいものを選びましょう。
普段からこまめにチェックして、賞味期限が切れそうであれば普段使いするといった飲み方ができる人は賞味期限が短めでもいいかもしれません。
反対に、滅多に賞味期限チェックをしない、何度も買い換えるのは面倒だ、という人は、賞味期限が長いものを選んでおくとよいでしょう。
おすすめの備蓄水をご紹介!
①ケイ・エフ・ジー 純天然アルカリ保存水
保存期限 | 7年 |
硬度 | 50mg/L |
②ジャパンミネラル カムイワッカ麗水
保存期限 | 15年 |
硬度 | 19mg/L |
③富士サンスイ 富士山麓の保存水
保存期限 | 5年 |
硬度 | 52.7mg/L |
もしもの時のために備蓄水を用意しておこう!
いざというときの備えになる備蓄水。通常の水とは容器が特殊だったり、殺菌工程が異なっていたりと、長期保存に適した処理が施されています。
災害はいつ来るかわからないもの、だからこそ備蓄するものは長年に渡って保管できるものが安心です。
今回の記事を参考に、自分にぴったりの備蓄水を見つけてくださいね。
災害に備えておくべき水の量がこんなに多いと思わなかったよ。マメに賞味期限をチェックできるタイプじゃないから、長期保存できる備蓄水を買っておこうかな!
賞味期限と金額を比較して、コスパのいいものを選ぼうね。備えておくと安心だよね。