K-POPや韓ドラなど韓国カルチャーが大人気の今、韓国グルメの人気もうなぎ上り!
チゲやチヂミ、チキン、トッポッキなどの定番グルメはもちろん人気ですが、せっかくならより本格派の韓国グルメを楽しみたいですよね。
そんな皆さんにおすすめしたいのが『チュクミ』!
韓国グルメは辛い料理が多いイメージがありますが、チュクミは特に辛さが強い料理ということで有名です。
チュクミとは一体どんな料理なんでしょうか。今回はこのチュクミについて、韓国料理を週3ペースで食す、韓国グルメジャンキーの筆者がご紹介します。
『チュクミ』ってどんな料理なの?
『チュクミ』は韓国語でイイダコを指す言葉です。
料理名ではなく食材そのものの名前なんですね。ちなみに『チュクミ』は正式には『チュクミポックム』と呼ばれていて、『ポックム』は韓国語で炒める、という意味。つまり、イイダコの炒め物というわけです。
チュクミはイイダコをコチュジャンや唐辛子などの辛みのある調味料で炒めた料理で、激辛なのが特徴。
見た目も真っ赤ですが、見た目通り裏切らない辛さが待ち受けています。
韓国の方でも、「チュクミは辛過ぎる…」という声があるほど。辛いものが得意だと思われる韓国の方でも辛いって、どれほど辛いんでしょう。
『チュクミ』はどうやって食べるの?
チュクミはそのまま食べてももちろんおいしいですが、韓国ではエゴマで巻いて食べるのが一般的です。
エゴマと一緒に大根の甘酢漬けやもやしのナムルも一緒に巻くと、大根のフレッシュなシャキシャキ感や甘酢の甘さ、酸味、エゴマの風味などがプラスされ、辛さが和らぐので食べやすくなります。
そして、〆はやっぱりご飯!『ポックンパ』と呼ばれるチャーハンにして食べるのが一般的です。
残ったチュクミにご飯を入れて、炒めるとでき上がり。炒める時に豚バラ肉をプラスするのもおすすめですよ。
『チュクミ』と『ナクチ』はどう違うの?
『チュクミ』と似ている韓国グルメとしてよく挙げられるのが『ナクチ』。どのように違うのでしょうか。
その一番の違いは、タコの種類の違い。『チュクミ』はイイダコですが、『ナクチ』は韓国語で『テナガダコ』の意味なのです。
イイダコとテナガダコの違いは、なかなか日本では見分けがつきませんが、韓国ではちゃんと明確にわけられているそうです。
『チュクミ』も『ナクチ』もタコをコチュジャンや唐辛子などの辛いスパイスで炒めた料理、ということに変わりはないのですが、使っているタコの種類の違い、というわけなんですね。
辛いものが苦手な人はこう食べよう!
本場・韓国でも辛すぎて苦手な方がいると言われるチュクミ。辛いものはあまり得意ではないけれどチュクミを食べたい!という方は、お店でオーダーする場合は辛さが調節できるか確認してみましょう。
もともとかなり辛い料理なので、お店では辛さの調節ができる場合が多いかと思われます。一番辛さがマイルドなものにすれば、食べやすいでしょう。
また、乳酸菌飲料と一緒に食べるというのもポイントです。韓国でも、チュクミを食べる時は乳酸菌飲料も一緒に飲む、というのが定番なんですよ!
おうちでも『チュクミ』をつくろう!
イイダコを強めの辛さの味付けで炒めた『チュクミ』。お店で食べるのも当然おいしいですが、おうちで手軽に食べられるとうれしいですよね。
自分で作れば辛さも調節できるので、その日の気分に合ったチュクミを楽しめます。
しかし、どうせ作るなら本格的な味にしたいもの。そこで、簡単に作れる本格派レシピをご紹介します!
『チュクミ』おすすめレシピ
材料(2~3人分)
○具材
- イイダコ…400〜500g程度
- キャベツ…1/4玉
- 玉ねぎ…1/2玉
- にんじん…1/2本
- 長ネギ…1本
- 豆もやし…1/2袋
- にんにく…3かけ
- トッポッキ…100g
○イイダコの下味
- コチュジャン…大さじ1
- 韓国唐辛子…大さじ2
- 醤油…大さじ1
- 酒…大さじ1
- ごま油…大さじ1
- 砂糖…大さじ1/2
- にんにく…2かけ
○スープ
- コチュジャン…大さじ1/2
- 韓国唐辛子…大さじ1
- ダシダ…大さじ1/2
- 水…100ml
○トッピング
- 白ごま…適量
- ゴマ油…適量
作り方
- イイダコの内臓を除き、小麦粉(大さじ2)と塩で揉んでぬめりを取る。(この後、熱湯で30秒ほど茹でておくと臭みがとれ、炒める際にも水分が出にくいので、よりおいしく仕上げることができます)
- イイダコをボールに入れ、下味用の調味料をすべて入れてもみ込み、冷蔵庫で10分以上寝かして下味をつけておく
- 野菜は一口大の大きさにカットしておく
- スープの材料をすべて混ぜ合わせておく
- フライパンにゴマ油を熱し、イイダコ、もやし以外の野菜、トッポッキ、半量のスープを加え炒め煮する。この時、イイダコはカットせずにそのまま入れることがポイント(スープは煮詰まってきたら、残りの半量を足していきましょう)
- イイダコに火が通ったら、イイダコをハサミでカットする
- 野菜など、すべての食材に火が通ったタイミングでもやしを投入する
- もやしを軽く炒め煮して完成!
- 最後に、白ごまをトッピングしてゴマ油を回しかけるとより風味アップ!
辛いものが苦手な方は、最後のチーズをプラスしてもOK!チーズに片栗粉と牛乳を混ぜておけば、冷めてもチーズが固まりにくくなるのでおすすめです。
絶品〆アレンジ『チュクミポックンパ』の作り方
チュクミを食べた後は、〆までしっかり楽しむのが本場の楽しみ方!
特に『ポックンパ』(韓国語でチャーハンの意味)が人気です。
簡単にできるので、食後にパパッと作ることができますよ。では、レシピをご紹介します。
材料(2~3人分)
- ごはん…お茶碗2杯程度
- 韓国海苔…お好みの量
- ピザ用チーズ…お好みの量
作り方
- 食べ終わった後、残ったチュクミのスープを加熱する
- ごはんを加え、スープを絡めながら炒める。途中で韓国のりを加え、全体を炒めていく
- 仕上げにピザ用チーズを乗せ、チーズが溶けたらでき上がり!
今回ご紹介したのはご飯を加えてポックンパにするレシピですが、ご飯をうどんに代えて焼きうどん風にするのもおすすめです。
また、韓国ではそうめんを使うこともあるのだとか。その日のおなかの空き具合に合わせて、〆をチョイスしたいですね。
いずれにせよ、チュクミはスープを最後まで、〆までしっかり楽しむ料理なので、思いっきり堪能しましょう!
通販で手軽にお取り寄せもできる!
チュクミは通販でも購入可能です!具材ごと冷凍で届くから、調理も簡単。
足りない具材をちょっと買い足すだけでアレンジもできますし、味も本格的なので手っ取り早くチュクミを楽しみたい方におすすめです。
お取り寄せチュクミを実際に購入し、実食レビューした記事もありますので併せて読んでみてください。
まとめ
『チュクミ』は韓国語でイイダコの意味でもあり、料理名でもあります。
イイダコを唐辛子やコチュジャンなどの辛い調味料で炒めた料理のことですが、本場・韓国でも辛さでは上位に来ると言われるほど。
お店でオーダーする時は辛さを調節することができますが、それでも十分辛いこともあるはず。そんな時は、自分で作ってみましょう!
具材や調味料を鍋に加えていくだけで完成するので、想像以上にハードルは低いはず。
〆はごはんを加えてポックンパ(韓国風チャーハン)にして、しっかり堪能できるのも魅力です。
おうちで本格的な韓国料理、いかがでしょうか。韓ドラを流しながらマッコリも飲んで、韓国居酒屋気分に浸るのもいいかも!