今、日本のHIPHOP界で最も注目されている女性ラッパー’’Awich’’
彼女のプロフィールやおすすめの楽曲を紹介します！
Awichが作り出す世界観の裏側には、彼女が歩んできた壮絶な人生がありました。
目次
HIPHOP界の女王Awichとは？
沖縄県出身の女性ラッパー・Awich。
テレビや映画、モデル、経営者としても活躍する彼女の秘密に迫ります。
「Awich」のプロフィール
| 本名 | 浦崎 亜希子 |
| 誕生日 | 1986年12月16日(35歳) |
| 出身 | 沖縄県那覇市 |
沖縄県那覇市に生まれ米軍基地の近くで育ったAwichは、幼い頃から海外の文化や音楽を身近に感じ、英語を学びました。
子供向けテレビ番組の『ポンキッキーズ』に出演していたスチャダラパーのBOSEをキッカケに、HIPHOPに興味を持った彼女はオリジナルの詩を書き始めます。
地元のプロダクションに所属し、17歳でラップバトルへの参戦も果たしました。
音楽活動をしながらも、沖縄の音楽シーンを広めるために「ビジネス」を学びたいと思った彼女は経営学を学ぶためにアメリカに留学。
アメリカでは夫となる人と出会い、2008年に結婚。
長女を出産し、大学を卒業した彼女は家族で日本に戻って暮らすことを考えていましたが、その矢先、夫と死別してしまいます。
娘と共に沖縄に帰ったAwichは、本格的に音楽活動を再開。
2017年にヒップホップクルー・YENTOWNに所属し、アルバム『8』をリリース。
ライブツアーや、楽曲の配信など精力的に活動し2020年にメジャーデビューします。
2022年には映画『永遠の1分。』で主題歌とヒロイン・麗子役を演じ、映画初出演となりました。
アーティスト名の由来とは？
読み方は「エイウィッチ」です。
アーティスト名は、本名の「亜希子」の漢字を直訳した造語だそう。
亜＝Asian
希＝Wish
子＝Child
これらを略してAwichとなりました。
Awichのラップスタイル
彼女のラップスタイルは、英語・日本語・ウチナーグチ(沖縄の方言)を織り交ぜた、独自の歌詞や歌い方が特徴です。
子供の頃から詩や日記を書いていた彼女が書く歌詞には、社会問題や個人的な思想など’’哲学的’’なものが多く、それがAwichの大きな魅力。
彼女のリリックには英語が多いですが、YouTubeでは歌詞を和訳した字幕が表示されるので、曲の世界観をより深く感じることができます。
沖縄とアメリカを行き来し、様々な経験をした彼女のスタイルは唯一無二と言えるでしょう。
リスペクトするのは’’2Pac’’
アメリカ出身のラッパー・2Pacは、数多くのヒットナンバーを世に送り出し、俳優としても活躍してきましたが25歳の時にこの世を去ります。
彼は、エミネムをはじめ多くのラッパーに影響を与えていて「歴史上最も偉大な100組のアーティスト」にも選ばれているんです。
中学生の時、HIPHOPに興味を持ったAwichがレコード店で見つけたのが2Pacのアルバム『All Eyez On Me』でした。
アルバム1曲目の『Ambitionz Az a Ridah』に衝撃を受け、2Pacのリリックやインタビューでの発言を書き写したドリルのようなノートを作るほど、彼にのめり込んでいたと言います。
歌詞に込められた想い
壮絶な人生を歩んできたAwichですが、彼女の曲には亡くなった夫や娘に対する想いが込められているものがあります。
娘のYomi jahも音楽活動やモデルの仕事をしていて、アルバム『8』に収録された『Jag Love』ではラップを披露しています。
この『Jag Love』や同じアルバムの収録曲『Ashes』には、亡くなった夫の遺灰を海に散骨するまでの思いが描かれています。
Please become the water and breeze
The sun the cloud the mountains and trees
Your hair your skin your heart
Your energy to love
Everything you need to go onAshesより
＜和訳＞
この水に、この風に、なって下さい
太陽に、雲に、山に、木に、
この子の髪の毛に、肌に、心に、
この子が愛する力に、
前に進むために必要な全てに…
「死んだら海に流してほしい」という夫との約束を果たすため、2人は沖縄の無人島で遺灰を散骨しました。
誰もいないビーチで、2人きりで灰まみれになりながら、その灰が風になり、娘の肌に、心になるようにと願ったというAwichは、亡き夫を弔うエピソードを『Ashes』で描いたそうです。
Awichのおすすめ楽曲3選
まだAwichの曲を知らない人に、是非聴いてほしいおすすめの3曲を紹介します！
WHORU？feat ANARCHY
大ヒットしたこの曲でAwichを知った人も多いはず。
大御所ANARCHYを迎え、YouTubeでの再生回数は500万回を超えています。
この曲で、クールで強い女性像を披露したAwich。
そのリアルで媚びないかっこよすぎる表現に、心を鷲掴みにされました。
『紙飛行機』
今は亡き想い人へ届くように紙飛行機を飛ばす、そんな切ない気持ちを神秘的に、幻想的に描いたこちら。
EGO-WRAPPIN’の『色彩のブルース』をサンプリングしていて、音だけでなく歌詞にも原曲が意識されています。
『口に出して』
２つの意味が込められたこちらのタイトル。
SNSで不満をぶつけるのではなく、‘’口に出して’’リアルに語り合うこと、そしてスキンシップを通したコミュニケーションの大切さを女性から主張してもいいと言うことを歌っているんです。
女性が持つパワフルさが描かれていて、とにかくかっこいい！
MVは、マキタスポーツが司会者を演じるトーク番組にAwichがゲストとして登場するような作りになっています。
これらの楽曲は、Spotify・Apple Music・YouTubeなどで聴くことが出来ますよ！
Spotify
Apple Music
YouTube
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Awich
Japanese female rapper / singer / songwriter. The member of YENTOWN. A child growing up on her home island of Okinawa, Awich would stay up through the night wri…
HIPHOP界に衝撃を与えた女性ラッパー’’Awich’’から目が離せない！
アーティスト・モデル・経営者そして、母としての顔を持つAwich。
彼女が発信するリアルで、ありのままのリリックは聴く人の心を掴んで虜にさせます。
男性アーティストが多いHIPHOP界で戦い続けるAwichには、同じ女性としてものすごく勇気をもらえるし、本当にかっこいいなと尊敬します。
これからも彼女の活躍から目が離せません！