ある日突然、SNS上で女子大生殺人犯に仕立てあげられてしまった男の逃亡劇を描いたミステリー小説『俺ではない炎上』。
読者を虜にする様々なトリックと、ラストのどんでん返しで思わず「やられた…」と声に出してしまうはず!話題の小説『俺ではない炎上』の作品情報や口コミをまとめてご紹介します!
SNSの炎上がテーマの小説『俺ではない炎上』って知ってる?物語のあらすじや、読んだ人の感想を教えて欲しい!
自分の身にも起こるかもしれない身近な恐怖がリアルだって話題だよね!
小説『俺ではない炎上』の作品情報や口コミをまとめたから、参考にしてみてね。
『俺ではない炎上』作品情報
タイトル | 『俺ではない炎上』 |
作者 | 浅倉秋成 |
出版社 | 双葉社 |
発売日 | 2022年5月19日 |
ページ数 | 368ページ |
定価 | 1,760円(税込) |
読者の’’身近なもの’’を題材とし、リアルで没入感のある作品を得意とする小説家・浅倉秋成の最新作『俺ではない炎上』。
SNSの炎上をテーマに物語が展開され、最後には読者を虜にする’’どんでん返し’’が炸裂!ミステリー小説にあまり馴染みがない人も読みやすい作品になっています。
作者・浅倉秋成のプロフィール
活動名 | 浅倉 秋成 (あさくら あきなり) |
職業 | 小説家・漫画原作者 |
年齢 | 33歳 |
活動期間 | 2012年~ |
デビュー作 | 『ノワール・レヴナント』(2012) |
主な受賞歴 | 第13回講談社BOX新人賞’’Powers’’ |
前作 | 『六人の嘘つきな大学生』(2021) |
2012年にデビュー作『ノワール・レヴナント』で第13回講談社BOX新人賞’’Powers’’を受賞。
2019年に出版した『教室が、ひとりになるまで』が「第20回本格ミステリ大賞」と「第73回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門」にWノミネートされ、大きな話題となりました。
浅倉さんの小説は、読者を驚かせる’’様々なトリック’’と鮮やかな’’伏線回収’’が特徴で、多くのファンを虜にしています。
「2022年本屋大賞」にノミネートされた『六人の嘘つきな大学生』は’’就活’’をテーマにしたミステリー作品で、就活中の不安定な学生たちの心理や就活中の違和感がリアルに描かれています。
同じ経験をした人たちは特に物語に入り込みやすい作りになっていて、意外な形での伏線回収や、ラストの爽快感がクセになる作品です。
『六人の嘘つきな大学生』や、今回紹介する『俺ではない炎上』はどちらも物語のテンポが良く、推理小説・ミステリー小説に馴染みがなくてもサクサクと読み進められるのも嬉しいポイントですね。
『俺ではない炎上』あらすじ
外回り中の大帝ハウス大善支社営業部長・山縣泰介のもとに、支社長から緊急の電話が入ります。「とにかくすぐ戻れ。絶対に裏口から」と。
どうやら泰介が女子大生殺害の犯人であるとされ、すでに実名と写真がネット上に晒され、大炎上していると言います。Twitterで犯行を自慢していたようですが、そのアカウントが泰介のものだと誤認されてしまったのです。
誤解はすぐに解けるだろうと楽観視していましたが、そのアカウントはとても巧妙で、見れば見るほど泰介のものとしか思えず、誰一人として泰介の言い分を信じてくれません。会社も、友人も、家族でさえも…。
ほんの数時間にして日本中の人間が敵となり、追われ、殺されそうになる中、泰介は必死の逃亡を続けることに。泰介が辿り着いた驚くべき真相とは…!?
『俺ではない炎上』の公式サイトでは、物語の冒頭部分を試し読みすることが出来ますよ!
『俺ではない炎上』登場人物
山縣 泰介(やまがた たいすけ)
大帝ハウス大善支社営業部長。女子大生殺害の犯人に仕立てあげられてしまった男です。
住吉 初羽馬(すみよし しょうま)
大学生。炎上のきっかけとなった「血の海地獄」のツイートをリツイートしました。
山縣 芙由子(やまがた ふゆこ)
泰介の妻。化粧品のコールセンターに勤務。警察の聞き取り調査に協力します。
山縣 夏実(やまがた なつみ)
泰介の娘。過去に出会い系サイトでトラブルを起こしています。
堀 健比古(ほり たけひこ)
大善署の刑事。女子大生殺害事件の調査である疑問を抱きます。
江波戸 琢哉(えばと たくや)
夏実のクラスメイト。通称・えばたん。建築士を目指しています。
篠田 美沙(しのだ みさ)
21歳の大学生。殺害事件の被害者です。
『俺ではない炎上』注目ポイント
泰介の逃亡劇
『俺ではない炎上』の前半部分は、殺人犯に仕立てあげられてしまった主人公・泰介の必死の逃亡劇が描かれます。
「無実の罪を着せられて逃げる主人公」と言うと、伊坂幸太郎の人気作『ゴールデンスランバー』を思い出す人も多いかもしれません。
堺雅人主演で映画化もされた『ゴールデンスランバー』ですが、『俺ではない炎上』の泰介の逃亡劇は『ゴールデンスランバー』を超えるスリリングな展開が待ち受けていました。
SNSの炎上をテーマにしているだけあって、彼を追うのはマスコミや警察だけではありません。
彼の個人情報をネット上に晒す<特定班>と呼ばれる者たちや、バズるネタを手に入れようとする<YouTuber>など、読者である私たちの’’身近な存在(一般人)’’が泰介を追っているんです。
善人か悪人か分からない登場人物
主人公・泰介の家族や、同僚。例のツイートを拡散した住吉やその友人。
『俺ではない炎上』には様々なキャラクターが登場しますが、どのキャラクターにも’’良い部分’’と’’悪い部分’’が混同しているので、一概に善人・悪人と判断することができません。
悪そうな人が実は良い人だったり、その逆のパターンも。そういった裏のあるキャラクターが複雑に絡み合うことで出来上がるストーリーは、驚きの連続。ラストのどんでん返しには思わず声が出てしまいました。
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全読者が騙される!話題のミステリー小説『俺ではない炎上』
様々な登場人物や時間軸など複雑な要素が絡み合い、読者の心を鷲掴みにする小説『俺ではない炎上』。
SNSという身近な題材をテーマにしているので共感度が高く、感じる恐怖もとてもリアルなものでした。本作を読むと、ネット上の何気ない投稿や、拡散が大きな事件のきっかけになってしまうということを改めて考えさせられると思います。
ミステリー小説としてスリルを楽しめるのはもちろんですが、SNSやネットの情報の怖さを強く感じる作品でもありました。気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
話題の小説『俺ではない炎上』についてまとめたけど、参考になったかな?
ミステリー小説としても面白そうだけど、SNSのリアルな怖さを感じるね…。すごく気になるから読んでみる!
そうなんだよ!小説の中の物語だけど他人事とは思えない恐怖感がクセになって、一気に読めちゃう作品だよ。