カクテルのようにおしゃれな見た目と、いくつかのフレーバーが混ざり合った味わいを楽しめるモクテルが今人気です。
1%以下のアルコールも入っていない完全ノンアルドリンクなので、お酒が苦手な方からも支持されており、SNSでも話題に。
今回は、そんなモクテルで使用されるノンアルコールリキュールのおすすめを5つご紹介、モクテルについてもご紹介しますよ〜!
モクテルはどんな飲み物?
モクテルの発祥はイギリスだと言われています。イギリスでは、ノンアルコールカクテルの総称をモクテルと呼んでいるみたいですね。
名前の由来は「mock(似せた・真似た)」に、「cocktail(カクテル)」を組み合わせた造語です。
果実やお茶などを原料としたノンアルコールリキュールをトニックウォーター・フレッシュジュースで割るなど、通常のカクテルと同様のレシピなのも特徴です。
モクテル最大の特徴は、1%以下のアルコールも含まれていない、真のノンアルコールドリンクということ。
それだと単なるミックスジュースだとイメージする人も多いですが、ノンアルリキュールなどの様々な食材の風味が混じり合い、複雑な味わいを楽しめるのが魅力なんですよ!
バーで出てくるカクテルって、見た目もおしゃれですよね。モクテルも同じく、見た目も涼し気だったり温かみがあったりと、とても素敵でカクテルを飲んでいるかのような気分を味わえると女性を中心に大人気です。
ノンアルブームを背景に一気に市場拡大!
甘いドリンクから少し苦みが効いたものまで、使用するノンアルリキュールによって幅広い味わいを出せるのも、モクテルが人気の理由です。
モクテルは既にアメリカやヨーロッパなど海外では定番のドリンクになっていますが、日本で急速に注目を集めるようになったのには、いくつかの理由が重なったからだと言われています。
まず、ノンアルコールドリンク市場の拡大です。若い人の間では、お酒をたくさん飲むこと=「カッコイイこと」ではなくなってきており、徐々にノンアルコールドリンクが支持されてきています。
あえて飲まない『ソバーキュリアス』というライフスタイル
あえてお酒を飲まない『ソバーキュリアス』という概念が海外では流行しており、日本にも徐々に浸透し始めています。
ソバーキュリアスの詳しい解説は割愛しますが、簡単に言えばシラフに過ごせる自分の時間を大切するために酔わない程度にお酒を嗜むというものになります。
ソバーキュリアスの流行に伴い、日本の企業も続々と国内ノンアル市場を拡大していったと見られます。
また、緊急事態やコロナ渦において、居酒屋やバーなどでお酒を控える傾向が世間全体に広まっていきましたよね。
健康志向も相まって、アルコールを自粛する人が増えたところへ、モクテルが登場したのです!
ダイエット目的でも水やお茶だとちょっと物足りない、そんな時に比較的ヘルシーなモクテルであれば、罪悪感も少なく選べる・・・という点が、人気に火をつけたんですね!
お酒に弱い人や妊婦さん、2件目のドリンクとして選ばれている
モクテルは、それ程お酒に強くない人や、アルコールが飲めない妊婦さんなどにもおすすめです。
また、これ以上酔いたくない時の2件目のドリンクとしても選ばれているんですよ。
今までは飲み会の席でも「烏龍茶」や「お茶」「ソフトドリンク」が常でしたが、今となってはおしゃれなモクテルをオーダーすることによって、全員が同じお酒の席を楽しめるようになったのです。
フォトジェニックな見た目が女性に大ブーム!
さらにモクテル人気を押し上げたのが、フォトジェニックな見た目です。
カクテルのように美しく、フォトジェニックな姿は、若い人を中心にSNSで大ブーム。
透明なグラスの中のグラデーションが美しいドリンク、飾り付けたハーブや果実が色彩のアクセントが、美味しさと同時に目からの癒しのひと時をくれるとのこと。
お酒が苦手な人でも、モクテルならバーで楽しむことができますね。バーはお酒を楽しむ場所、という概念も崩れつつあります。
専門店も続々登場!
話題のモクテルは、既に専門店も続々登場しています。一見大人の隠れ家的なクラシカルな雰囲気を漂わせつつ、モクテルのみを提供する専門店だそう。
お酒が飲めない人にとっては、おしゃれなバーの雰囲気を楽しみつつ、酔わずに美味しいモクテルが味わえるのは大変嬉しいことですよね!
ノンアルコールドリンク・リキュールの歴史
ところでモクテルに代表されるノンアルコールドリンクは、いつくらいから日本にあったのでしょうか?
意外にその歴史は古く、大正時代には既にノンアルドリンクはあったといわれています。ただし、当時販売されていたノンアルビールの品質は良いとはいえなかったそう。
そんなノンアルビールに転機が訪れたのが2009年頃と言われています。飲酒運転の罰則が厳しくなったこともあり、よりアルコールの味に近いノンアル飲料が開発されていったのです。
ノンアルリキュールで作るモクテルも、元々の原点は2009年頃といっても良いでしょう。
モクテルとミックスジュースの違いとは?
誰もが一番気になっているのは、「モクテルとミックスジュース、どこが違うの!?」という点ではないでしょうか。
理屈から考えると、トニックウォーターにレモンを絞っただけのドリンクでもモクテルといえるのでは?と思いますよね。
では、モクテルは何なのかというと、お酒を飲んでいるような感覚が楽しめるノンアルコールドリンクということになります。
大事なのは特別感
モクテルは、まるでカクテルを飲んでいるような気分を演出してくれる雰囲気があります。それは見た目だったり香りだったり、トッピング(飾り付け)であったり、作り方もそう。
お酒を飲む場で、酔いを気にせず大人がゆっくり味わえるドリンク、それがモクテルといえるのではないでしょうか。
グラス一つとってみても、おしゃれなグラスに注いだモクテルと、スタンダードなグラスに注いだジュースではまるで違うように思いませんか?
自宅でもノンアルリキュールがあれば、後はトニックウォーターやジュースで割れば、モクテルを作ることはできます。そこへ、本格的な要素をプラスするのであれば、おしゃれなグラスや飾り付けが必要になるんですね。
おすすめノンアルリキュール5選!本格的で美味しいモクテルを紹介
見た目が美しく、ノンアルコールで飲みやすいモクテル。自宅でも作ってみたい!という方もいるでしょう。
そこで今回は、初心者でもチャレンジしやすいおすすめのモクテルを、ノンアルコールリキュールと一緒に5つご紹介します。
フルーツネマトニック / NEMAスタンダード
モクテル初心者おすすめ度
バラやコリアンダーシード、ラベンダーなど自然由来のボタニカルを使用したノンアルコールジン、NEMAスタンダードを使ったモクテル。
ふわっと天然のバラの香りが漂い、本物さながらのカクテルの雰囲気が漂います。
トッピングのフルーツの種類を変えるとさまざまなフレーバーを味わえ、甘さもほどほどにあるため飲みやすいモクテルです。
ギムレット / nema old tom
モクテル初心者おすすめ度
スパイシーで味わい深いジンのノンアルコール『nema old tom』を使用。
ニッキによる自然な甘さを味わえます。
さっぱりしたライムジュースで割った、甘さ控えめのモクテルです。
ノンアルコールモヒート / モナンフルーツミックス
モクテル初心者おすすめ度
モナンフルーツミックスに、ラズベリージュースを組み合わせるだけの簡単レシピ!
凝縮したフレッシュフルーツのみずみずしさを味わえる、モナンフルーツミックスは甘く、まさにミックスジュースを思わせます。
ラズベリーの甘酸っぱさを加えたノンアルコールモヒートは、豊かなフルーツフレーバーを楽しめる初心者におすすめのモクテルです。
ストロベリーピーチ / グレナデンシロップ
モクテル初心者おすすめ度
キイチゴやカシスなどに砂糖を加えたグレナデンシロップは、世界中で親しまれているノンアルコールリキュール。カクテルの色づけや香り付けにも使用されています。
ストロベリーやピーチと合わせると、とろける甘さとさっぱりした口当たりを楽しめます。
赤く色づく見た目もフォトジェニックな、初心者も満足できるおすすめのモクテルです。
ブルーソーダ / ブルーキュラソー
モクテル初心者おすすめ度
ブルーキュラソーは青色をつけるためにカクテルでも使われるシロップ。
控えめなオレンジの風味なので、様々なモクテルに使いやすいです。
使い方のコツとしては混ぜないこと。糖度が高く下に沈みやすいため、ブルーのグラデーションを演出したいときなどに使用します。
炭酸水に沈めてチェリーとミントを飾るだけで、爽やかなモクテルに大変身しますよ。
ノンアルリキュールを使ったモクテルは、体にも優しくておすすめのノンアルドリンク!
いかがでしたか?今回はモクテルについてご紹介しました。
ノンアルコールを楽しむライフスタイルが浸透してきているからこそ、バーや飲食店でも気軽にオーダーもできるし、飲み会の場でも安心して楽しむことができます。
自宅でモクテルを作る時は、おしゃれなグラスを用意して、トッピングなど特別感の演出を工夫して作ってみてください。まるでお店のような仕上がりに、テンションも自然とアップするはずですよ!
ノンアルコールなのでもちろん酔うこともありませんし、その後の家事に差し支えありません。
美しい見た目や雰囲気に酔いしれるのが、モクテルのおすすめの楽しみ方です!あえて、ノンアルコールのモクテルを楽しんでみては?