クリームたっぷり、ボリュームたっぷりのマトリッツォの次に流行るものとして挙げられる『ボンボローニ』をご存知でしょうか?
今回はボンボローニについてご紹介!ころんと丸い形が可愛らしい揚げパンタイプのスイーツ、ボンボローニの魅力に触れてみましょう!
マリトッツォに次ぐネクストスイーツのボンボローニって何だ?
ボンボローニ、実は全国展開しているコンビニでも販売開始されるそう!サクッとやわらか、意外に軽いボンボローニの魅力を紹介します!
愛らしい丸い揚げパン「ボンボローニ」とは
「ボンボローニ」は、イタリアのトスカーナ地方の定番おやつであり、朝食としても食べられているもの。
見た目は粉糖を振った、丸く可愛い揚げドーナツです。中にはたっぷりのクリームが入っており、朝食に食べるのはいかにも重たそう・・・と感じる人もいるのでは?
ふっくら柔らかいパン生地をサックリ揚げて、はみ出んばかりにクリームを詰めたボンボローニ、実は食べてみると意外に軽い食感で朝からでも食べられてしまうとか。
日本でも注目を集めつつあるボンボローニの魅力をご紹介しましょう!
本場ではバールでカプチーノやエスプレッソと一緒に食べられている
本場イタリアでは、朝食をバール(カフェ)で食べることが多く、その時にボンボローニは良く注文されているようです。
濃いめに淹れたカプチーノやエスプレッソと合わせて食べるのがイタリアの朝食の定番だとか。
甘いボンボローニと苦みのあるドリンクで、朝の目覚めも快適ですね。もちろん家庭でおやつとしても食べられていますよ。
名前の由来は爆弾!?
ボンボローニは丸いフォルムの揚げドーナツ。
その見た目から、イタリア語で爆弾を意味する「ボンバ」を取って、ボンボローニと命名されたようです。
揚げたパン生地にたっぷりのクリームで、カロリーも相当高いことから、「カロリー爆弾」とも呼ばれているようですよ。
食べ応えありつつも、爽やかなレモン風味がポイント
ボンボローニは揚げドーナツの種類に入るので、いくら軽い食感と言ってもどっしりしています。
しかし使っている材料はシンプルで、どこか素朴で懐かしい味わいが魅力。どっしりしつつも、イタリアらしく名物のレモンを中に詰めるクリームやパン生地に使っているので、さっぱり爽やかな風味を感じられるスイーツです。
パン生地や定番のカスタードクリームにレモンの皮を混ぜたりして、爽やかな風味を出しているので、ボンボローニは美味しく食べられるんですよ!
定番はカスタードクリーム
イタリアでも、定番のボンボローニは中のクリームがカスタードクリームです。しかしイタリアでは多くのベーカリーやパティスリーがあり、売られているボンボローニも多種多様。
カスタードクリームはもちろん、ホイップクリームやチョコレートクリームなど、それぞれに工夫されているようです。
カスタードにレモンの皮を混ぜた爽やかなボンボローニは、イタリア人の朝の定番といったところでしょうか。
原型はクラップフェンという揚げ菓子
ボンボローニは元々イタリアにあったスイーツではありません。その原型は、ドイツやオーストリアで食べられていた「クラップフェン」という揚げ菓子だったといわれています。
クラップフェンは18世紀頃から作られており、見た目は現在のボンボローニに大変似ています。
中に詰められているのはクリームではなく、アプリコットやローズヒップを使ったジャムです。主に謝肉祭の時期に作られ、食べられていたものなんだそうですよ。
その後クラップフェンはイタリア全土へ広まる時にボンボローニと名前を変えました。ネーミングだけでなく、レシピもクラップフェンとは少々異なるようです。
ドイツを中心に作られていたクラップフェンは、生地に卵を使っていましたが、ボンボローニは使わないため、揚げた時にカリッサクッと軽い口当たりになります。
またクラップフェンにはマーマレードを詰めるのが主流ですが、ボンボローニではカスタードクリームを詰めるのが定番。美味しいスイーツが伝わると、その土地や民族性に合わせてスイーツの味わいも変わっていくようですね。
2022年6月にはファミマにボンボローニが登場!
マリトッツォの次にくるスイーツとして、かなり力を入れている模様。
ファミマのボンボローニを袋から出すと、丸くころんとした、適度なボリュームの揚げパンが出てきます。全体に砂糖がまぶされており、いかにも甘そうな予感がします。
ボンボローニは「揚げパン」「揚げドーナツ」のイメージがありますから、食べるとやや胃に重たく感じるのでは・・・と思う人も多いかもしれません。
しかしパン生地はふんわり空気を含んでおり、しっとりふわふわ。もっちりしつつ、一般的なドーナツよりも歯切れが良い生地で、軽い口当たりが魅力です。
ファミマのボンボローニの中には、柔らかくまろやかな甘さのホイップカスタードがぎっしり。
とろけるような食感で、控えめなバニラビーンズの香りが甘く漂います。むっちりした生地に、ぜいたくなクリームを食べている感覚は、まさに至福のひと時ですね。
ホイップカスタードの甘さが控えめな分、ファミマのボンボローニはペロッと1個食べられてしまいます。軽やかでも、しっかり濃厚な味わいを楽しめるファミマのボンボローニは、見かけたら一度手に取ってみる価値ありですね!
コンビニで低価格でイタリアの伝統的なおやつが買えるのは嬉しいね。
みんなも是非イタリア人が大好きなスイーツ、ボンボローニを食べてみてくださいね!
たっぷりクリームがぜいたくなボンボローニはひと口食べれば首ったけ!
甘さが強いものが多いイタリアスイーツの中でも、ボンボローニはさっぱり食べられる定番おやつ。日本人の口にも合うはずですよ。
定番のボンボローニは、中にカスタードクリームが入ったタイプですが、お店によってはチョコレートクリームやダブルクリームなど、様々なアレンジをしているのが魅力。
マトリッツォのぜいたくなクリームにハマった、という人は、ボンボローニにもハマること間違いなしです!絶品スイーツボンボローニ、ぜひコーヒーなどと組み合わせて楽しんでみてください♪