水をわずかな時間でフレッシュな炭酸水に変える炭酸水メーカー。ソーダメーカーとも呼ばれ、自宅で手軽に炭酸水が作れる便利なマシンです。
ジュースやハイボールなどさまざまなドリンクに対応した商品もあり、「おうち時間」を豊かにしてくれます。
しかし、「ペットボトルと比べてコスパはいいの?」「シリンダー式とカートリッジ式の違いがわからない」「メリット・デメリットは?」などの疑問があり、選び方がわからない人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は「炭酸水メーカー」の特徴や選び方、おすすめ商品3選についてわかりやすく解説します。
炭酸水メーカーとは?
炭酸水メーカーとは、炭酸ガスを飲み物に注入するマシンで、自宅で簡単に・時短で炭酸水が作れるのが魅力です。
飲料水だけでなくジュースやお酒にも炭酸を入れられたり、炭酸の強度を調節できたりする「用途が広いモデル」もあるので、毎日の晩酌やホームパーティーが盛り上がること間違いなし!
そんな炭酸水メーカーの大きな特徴として
- フレッシュな炭酸水を気軽に飲める
- 飲料以外の用途にも利用できる
の2つがあります。以下でそれぞれについて詳しく解説します。
フレッシュな炭酸水を気軽に飲める
炭酸水メーカーを使えば、フレッシュな炭酸水をいつでも気軽に楽しめます。
「炭酸水が飲みたい」と思ったタイミングでさっと作れるので、できたての炭酸水が飲めるのが最大のメリットです。
また炭酸の強度を調節できる商品を選べば、自分好みのシュワシュワ感にすることも可能。
今まで「もっと強い炭酸で思いっきりシュワシュワしたい」と思っていた人も、自宅で思う存分楽しめますよ。
炭酸水を作るだけでなく、ジュースやお酒を炭酸水で割ることも可能。オレンジサワーやハイボールもあっという間に出来上がり♪
日本酒やジュースに炭酸を注入できるタイプもあり、いつものドリンクがあっという間に炭酸ドリンクに早変わりします。
飲料以外の用途にも利用できる
炭酸水メーカーは、炭酸水だけでなく、炊飯や調理、洗顔にも利用できます。
お米を炊く時の水を炭酸水に変えれば、ふっくらとした上質な炊きあがりに♪気泡がある分、水多めがポイントです。
炭酸水をお好み焼きやパンケーキに使えばいつもよりふっくらした仕上がりに、天ぷらはよりサクッとした食感になります。
炭酸水メーカーがあれば、美肌を目指すことも可能。洗顔に炭酸水を使うと、気泡が汚れや皮脂を浮かび上がらせるため、スッキリ除去しやすくなるからです。
エコでパフォーマンスが高い
以下でさらに詳しく解説します。
ゴミが減るのでエコにつながる
炭酸水メーカーを使えば、ペットボトルのゴミを減らせるのがメリット。
頻繁に炭酸水を飲む方は、空のペットボトルが大量に溜まってウンザリした経験はないでしょうか?
炭酸水メーカーのボトルは再利用できるので、処分する手間がかかりません。
コストパフォーマンスが良い
一般的なペットボトルの炭酸水と比較すると、炭酸水メーカーで作る方がランニングコストが安く済み、長期的に見るとコスパが良いです。
もちろん、初期投資や1本あたりの水代、交換カートリッジ(シリンダー)代も含めて計算しなければなりませんが、それでも安く済みます。
ペットボトルの炭酸水は1Lあたり80円程度が相場ですが、炭酸水メーカーなら1Lあたり40円程度で作れるマシンもあるからです。
しかし炭酸水メーカーの初期投資に1〜3万円程度かかることを考えると、たまにしか炭酸水を作らない場合はコスパが悪いかもしれません。
炭酸水メーカーの仕組みは?
炭酸水メーカーは、「本体」だけで炭酸水が作れるわけではありません。
炭酸ガスを充填するための「カートリッジ」や「シリンダー」が必要です。
具体的には本体にカートリッジまたはシリンダーをセットして、水をセットすれば準備完了です。
液体自体を炭酸化させるから、ジュースとかを薄くしないで炭酸にできるのもいいよね!
炭酸水メーカーを選ぶ基準は?
炭酸水を選ぶ基準は以下の5つ。
- 装填型式から選ぶ
- 炭酸の調節機能から選ぶ
- 炭酸水以外の用途から選ぶ
- ガス抜き機能の有無から選ぶ
- ボトルの種類から選ぶ
それぞれのポイントを押さえて、自分に合った炭酸水メーカーを選びましょう。
装填型式から選ぶ
商品を選ぶ前に、まずは各タイプの特徴をしっかり把握しましょう。
シリンダー式
シリンダー式は
- 毎日炭酸水を飲みたい人
- 自分好みの炭酸強度にこだわりたい人
におすすめです。
シリンダー式とは、「シリンダー」と呼ばれる大きな筒状のガスボンベを装着した「本体」に「ボトル」を設置して、炭酸を注入するタイプです。
シリンダー1本でペットボトル120本分が作れる商品もあり、一度に作れる量が多いのがメリット。
当然1回あたりの金額も安くなり、1L40円程度で作れる商品もあります。交換のサイクルが長いので、毎日炭酸水を楽しみたい方にぴったりです。
「炭酸の強さ」を調節できるモデルが多く、強炭酸も微炭酸も楽しむことが可能。ジュースやお酒にそのまま炭酸を入れられるモデルもあります。
デメリットは、カートリッジタイプに比べて本体価格が高めなこと。
また本体サイズが大きいので「置き場所」を考える必要があり、ある程度の重さもあります。
使い終わったシリンダーを自分では処分できず、メーカーに返送しなければならないのが手間です。
カートリッジ式
カートリッジ式は
- たまに楽しむ晩酌やアウトドアなど、使用頻度が少ない人
におすすめです。
カートリッジ式とは、1回の使用ごとに炭酸ガスが入ったカートリッジを本体に設置して使用するタイプです。
本体とカートリッジがコンパクトなので、収納場所に困らないのもメリット。
使用後は燃えないゴミとして捨てられるので、キャンプ場などへの持ち運びがしやすいのも嬉しいポイントです。
炭酸の強度の調節ができないモデルが多く、自分好みの炭酸水が飲みたい方には向いていません。
使い切りタイプなので1回ごとの価格が高くなりますが、たまにしか炭酸水を飲まない人なら使いやすいのではないでしょうか。
炭酸の調節機能から選ぶ
炭酸の強度を調節したい場合は、軽めの微炭酸から刺激の強い強炭酸まで調整できるモデルを選ぶことをおすすめします。
- 「手動式」はボタンを押した回数で強度を変えられますが、自分の感覚なので毎回同じ刺激にすることが難しいかもしれません。
- 「電動式」はボタンやダイヤルで調整するタイプが多く、常に同じ強度の炭酸水が作れるのが魅力です。
炭酸水メーカーのすべてが調節可能ではない点に注意しましょう。
「とにかく強炭酸水が好き」という方は、「ソーダストリーム」と「ドリンクメイト」の製品をチェックしましょう。
炭酸水以外の用途から選ぶ
炭酸水メーカーの中には、水以外のドリンクに直接炭酸を注入できるタイプもあります。
- 「オレンジジュースをサワーにしたい」
- 「気の抜けたビール(コーラ)を復活させたい」
- 「日本酒をシュワシュワにしたい」
- 「ワインをスパークリングワインにしたい」
という方は、水以外にどのようなドリンクに対応しているのか確認しましょう。
炭酸水以外の炭酸飲料が作れると、大人はもちろん子供も楽しめるのでおすすめです。
なお、シリンダー式のモデルは対応していないことが多いので、注意しましょう。
ガス抜き機能の有無から選ぶ
「自動ガス抜き機能」が付いているかを基準に選ぶ方法もあります。
「自動ガス抜き機能」が搭載された炭酸水メーカーなら、水を入れたボトルをそのまま設置できて、ボトルを取り外す時に自動でガス抜きができてラクだからです。
「手動タイプ」はインフューザーと呼ばれるパーツをボトルに取り付ける必要があります。
栓を抜いてから10秒以上置かなくてはならないモデルもあるため、毎日使う場合は手間に感じるかもしれません。
ボトルの種類から選ぶ
炭酸水メーカーは、専用ボトルを使用することがほとんどです。
専用ボトルの種類によって使い勝手が異なり、ボトルの素材もガラスやステンレスなどさまざま。
素材や大きさが異なる複数のボトルが用意されているモデルなら、使い分けられて便利です。
保存したり持ち歩いたりしたい場合は、キャップ付きのボトルがおすすめ。500mlなど小さいサイズなら、バッグに入れやすいでしょう。
氷を入れたい場合は、口が大きめのボトルがおすすめです。
おすすめの炭酸水メーカー3選
- 約60L(ペットボトル約120本分)の炭酸水が作れる!ソーダストリーム SPIRIT One Touch スターターキット SSM1079
- ジュースやお酒にも炭酸を注入できる!ドリンクメイト 家庭用炭酸飲料メーカー スターターキット DRM1002
- 小型・軽量で持ち運びがラクチン!ソーダミニ ソーダミニII 炭酸メーカー スターターセット SM1004
以下でそれぞれの特徴や商品詳細をわかりやすくまとめていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ソーダストリーム SPIRIT One Touch スターターキット SSM1079
「ソーダストリーム SPIRIT One Touch スターターキット SSM1079」は世界的な炭酸水ブランド「ソーダストリーム」の商品で、ボタン一つで普通の水を炭酸水にできます。
炭酸水を作る所用時間はわずか数秒で、約60L(ペットボトル約120本分)の炭酸水が作れる「シリンダー式」。
交換時期までの期間が長く、ペットボトルのゴミを出さずに楽しめるのがメリット。
毎日炭酸水を飲みたい方におすすめです。
おしゃれな「ヒューズボトル」を採用し、ワンタッチでボトルの着脱ができる「スナップロック機能」を使用。
ドライアイスができにくい「メタル式炭酸注入ノズル」を搭載しています。
炭酸水の強度は弱・中・強の3段階から自由に選べるので、強炭酸好きの方や飲み物によって強度を変えたい方におすすめです。
ブランド | ソーダストリーム |
本体サイズ | W13×D18.5×H42㎝ |
本体重量 | 1.492 kg |
本体素材 | プラスチック、アルミニウム |
装填型式 | シリンダー式 |
水以外の使用 | 不可 |
作れる炭酸水の量 | 60L用(ペットボトル約120本分) |
500mlあたりのコスト | 約18円 |
炭酸の強度 | 弱・中・強の3段階 |
ガス抜き | 自動 |
カラー | ホワイト、ブラック |
内容 | ソーダメーカー本体 x 1 電源アダプター x 1 ガスシリンダー60L用 x 1 専用1Lヒューズボトル(キャップ付き) x1 取扱説明書 x 1 ユーザーライセンス x 1 ソーダメーカー保証書 x 1 |
ドリンクメイト 家庭用炭酸飲料メーカー スターターキット DRM1002
「ドリンクメイト 家庭用炭酸飲料メーカー スターターキット DRM1002」は水はもちろん、ジュースやお酒へも炭酸を注入できる炭酸水メーカー。
ソーダストリームと同じ60L用のシリンダーを使用するので、ランニングコストはソーダストリームと同じ。
毎日1杯の炭酸水を飲むなら、4ヶ月程度と長持ちします。
フレッシュジュースをサワーに、ワインをスパークリングワインに、日本酒をシュワシュワにできるだけでなく、気の抜けたビールやコーラを復活させることも可能。
シュワッと美味しいフルーツポンチも簡単に作れちゃいます!
ホームパーティーなどで、多彩なドリンクに炭酸を注入したい方におすすめです。
スリムな仕様でスタイリッシュなデザインなので、キッチンのインテリアとしても向いています。
ブランド | ドリンクメイト |
本体サイズ | W126×D206×H411 mm |
本体重量 | 約1.2㎏ |
主な素材 | ABS |
装填型式 | シリンダー式 |
水以外の使用 | 可能 |
作れる炭酸水の量 | 60L用(ペットボトル約120本分) |
500mlあたりのコスト | 約18円(水の場合) |
炭酸の強度 | 1プッシュ(微炭酸)~5プッシュ(相当強い) |
ガス抜き | 手動 |
カラー | ホワイト、レッド |
内容 | 炭酸飲料メーカー本体 1台 60L用ガスシリンダー 1本 専用Lサイズボトル 1本 専用ボトル用キャップ 1個 取扱説明書保証書 |
ソーダミニ ソーダミニII 炭酸メーカー スターターセット SM1004
「ソーダミニ ソーダミニII 炭酸メーカー スターターセット SM1004」は、本体サイズ10.8×18×31cmと場所を取らないスレンダーな炭酸水メーカー。
電気を使用しないため持ち運びしやすく、アウトドアでも使えます。
ボトルは350mと飲み切りやすく、バッグに入れて持ち歩きやすいサイズ。
微炭酸から強炭酸まで、好みの強度の炭酸水が作れるのもメリットです。
ブランド | ソーダミニ(Soda Mini) |
本体サイズ | 10.8×18×31cm |
本体重量 | 1.1㎏ |
装填型式 | シリンダー式 |
水以外の使用 | 不可 |
350mlあたりのコスト | 約16円 |
カラー | ホワイト、レッド |
セット内容 | SODA MINI Ⅱ 本体 専用ボトル 1本 炭酸ガスボンベ 1本 予備用パッキン(炭酸ガスボンベ用) 2個 取扱説明書 |
炭酸水メーカーで、いつでも気軽に炭酸水を楽しめる生活を送ろう
あらためて、おうちで気軽に炭酸水が楽しめる「炭酸水メーカー」のメリットは以下の5つ。
- カラフルなシロップで割れば、シュワシュワの映えるドリンクを作れる
- ジュースやお酒に直に炭酸を入れられるタイプもある
- 気の抜けたビールやコーラの炭酸がよみがえるタイプもある
- 炊飯や煮物に使えばワンランク上の美味しさが味わえて、美肌水として洗顔に使うことも可能
- 毎日炭酸水を飲む方ならペットボトルを買うより圧倒的にコスパが良く、ゴミが減るのでエコにつながる
さまざまな点で優れている炭酸水メーカーを取り入れて、おうち時間を充実させてみませんか?