夏の終わりに、夏を終わらせてくれるアニメを観よう!
ということで今回は『夏の終わりに観たいアニメ映画』を3作品ご紹介します。
とにかくノスタルジックまたはエモーショナルなアニメを選定基準として厳選しましたので、ぜひチェックしてみてください。
ようこそ真夜中シネマへ…今宵は『夏の終わりに観たいアニメ映画』をお楽しみください。
- 夏の終わりを感じられる
- ノスタルジックまたはエモーショナルな作品
- アニメ
夏の終わりに観たいアニメ映画3選
あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない
幼馴染6人は『超平和バスターズ』を結成し、山の秘密基地で仲良く遊んでいた。
そんなある日、本間 芽衣子こと『めんま』が不慮の事故で亡くなってしまう…。
高校生になった彼らは、めんまの死を忘れられないでいたが、当時の仲の良さがまるで嘘だったかのように別々の日々を送っていた。
すっかり彼らと疎遠な関係となってしまった宿海 仁太こと『じんたん』は、家に引きこもる生活を送っていたが、夏のある日、目の前に死んだはずのめんまが現れて…。
キャスト
監督 | 長井龍雪 |
役名 | キャスト |
---|---|
宿海仁太(じんたん) | 入野自由 |
本間芽衣子(めんま) | 茅野芽衣 |
安城鳴子(あなる) | 戸松遥 |
松雪集(ゆきあつ) | 櫻井孝宏 |
鶴見知利子(つるこ) | 早見沙織 |
久川鉄道(ぽっぽ) | 近藤孝行 |
涙なしには見ることができない青春群像劇
2011年にフジテレビの深夜アニメ枠『ノイタミナ』で放送され、瞬く間に感動するアニメとして話題となった通称『あの花』。
本作は『あの花』の物語を、アニメ最終回から一年後の主人公たちが思い出として振り返っていく形で進みます。
埼玉県の秩父を舞台に、小学生のころに秘密基地を作り超平和バスターズというチーム名をつけて毎日のように集まって時間を過ごすほど仲良しだった主人公たち。
高校生になり疎遠だった彼らが、当時の姿のまま現れためんまによって再び一つになっていく様子が描かれるのですが、セリフ・立ち振る舞い・それぞれの想いがそれはもうエモーショナルに描かれていて…。
『あの花』を観たことが無い人に勧めると、みんな口を揃えて『感動した』『泣いてしまった』と言うほど、涙なしには見られない作品です。
アニメ最終回は思い出すだけで涙が出てくる…。
海獣の子供
自分の気持ちを表現することが苦手な中学生の琉花。
夏休みになり、家にも学校にも居心地の悪さを感じていた彼女は父親の働く水族館へ行く。
そこで出会ったのは、ジュゴンに育てられたという少年、海と兄の空。
3人の出会いがきっかけとなり、地球の海の生き物たちに不思議な変化が現れはじめる。
キャスト
監督 | 渡辺歩 |
役名 | キャスト |
---|---|
安海琉花 | 芦田愛菜 |
海 | 石橋陽彩 |
空 | 浦上晟周 |
安海加奈子 | 蒼井優 |
安海正明 | 稲垣吾郎 |
圧倒的ビジュアルで描かれる海の偉大さ・美しさ・恐ろしさ
アニメーション史上、類を見ない超美麗ビジュアルで描かれる海のシーン。
海面、海中、海洋…、海にまつわるシーンのすべてが鮮明に、色鮮やかに表現されています。
そんな本作の海のシーンですが、昼間は太陽の光線が揺らめく透き通った青で神秘的に描かれるのに対し、夜の海はまるで飲み込まれてしまうかのような深淵の藍で表現され恐ろしさを感じてしまうほど。
まるで陰と陽のようなコントラストの対比が、『海』そのものに様々な表情を持たせているのが印象的です。
人間の生命や自然界の生命、命のサイクル・輪廻といった少し重ためのワードが並ぶテーマの物語は。ファンタジー作品ながら人間として考えさせられるものがあります。
ぜひその点にも注目して物語を追ってみてほしいです。
『海獣の子供』というタイトルの意味が分かった瞬間、言葉にできない感情がこみ上げてきました。
『世界のすべての命は繋がっている。その輪から人間だけが外れている。』という名言は鑑賞後しばらく心に残りましたね。
久石譲さんの音楽にも浸ってほしい!
サマーゴースト
ネットで知り合った3人の高校生、友也、あおい、涼。
3人はそれぞれ家族や友人、学校生活や将来について悩みを抱えていた。
ある日、3人は夏にだけとある場所で花火をすると現れると噂されている若い女性の幽霊『サマーゴースト』に会いにいくことを計画する。
それぞれの想いを胸に、彼らのひと夏の幽霊探しが始まる。
キャスト
監督 | loundraw |
役名 | キャスト |
---|---|
杉崎友也 | 小林千晃 |
春川あおい | 島袋美由利 |
小林涼 | 島﨑信長 |
佐藤絢音 | 川栄李奈 |
様々な悩み、たくさんの葛藤を抱える若者たちに捧ぐ儚い物語
イラストレーターのloundrawの初監督作品。
キャラクターのデザインはもちろん、イラストレーターだからこそ成せる背景や空の表現、目には見えない空気すらも繊細に魅せる細かな描写にこだわりを感じる、美しい線画と色彩美が印象的な本作。
繊細なビジュアルはどこかノスタルジックで、若者たちがそれぞれ感じている『生きづらさ』を軸に、悩み・葛藤・出会いと別れを通して3人の心の変化を描いた本作は、まるで線香花火のように静かな光を放ちながら終わりへと向かっていきます。
40分という短い時間ですが、少ないながらに無駄のないセリフやシーンが凝縮されており、濃密な物語にしっかりと浸れる作品です。
夏の終わり、静かに虫の声が響く真夜中に、しっぽり鑑賞してみてはいかがでしょうか?
サマーゴーストと同じ世界で起きたもう一つの物語を描く短編作品もあるって本当?
Z会とコラボした『一番近くて遠い星』ですね。
2014年に新海誠監督とコラボした『クロスロード』に続き、7年ぶりのコラボということもありファンの間で話題になりました。
まとめ
いかがでしたか?
今回は『夏の終わりに観たいアニメ映画』を3作品ご紹介しました。
ぜひ夏の終わりに、ノスタルジックな作品、エモーショナルな作品の世界に浸ってみてください。