秋に向けて暑さが残りつつも、少しずつ涼しい空気に包まれていく夏の終わり。
読書の秋、食欲の秋を迎える前に、最後に『映画の夏』を楽しんでみてはいかがでしょうか?
そこで今回は『夏の終わりに観たい洋画』を3作品セレクトしてみました。
ようこそ真夜中シネマへ…今宵は『夏の終わりに観たい洋画』をお楽しみください
- 夏を振り返りたくなる
- 青春に思いを馳せたくなる
- 洋画
夏の終わりに観たい洋画3選
スタンド・バイ・ミー
1959年、夏。
オレゴン州の田舎町に住む12歳の少年4人は、ある日行方
不明の少年の死体が線路上に放置されているという噂を聞きつけ、死体探しの旅に出かける。
道中、喧嘩をしながらも少年たちは助け合いながら、鉄道の線路に沿って冒険のような旅を続ける。
少年たちの旅の終わりに待ち受けているものとは…。
キャスト
監督 | ロブ・ライナー |
役名 | 俳優 |
---|---|
ゴーディ・ラチャンス | ウィル・ウィートン |
クリス・チェンバーズ | リヴァー・フェニックス |
テディ・ドチャンプ | コリー・フェルドマン |
バーン・テシオ | ジェリー・オコンネル |
エース・メリル | キーファー・サザーランド |
不朽の名作、青春サマーロードムービーの永遠の定番
青春、夏、冒険、懐かしい…そんな映画の代表格として変わらぬ地位に位置し続ける永遠の名作『スタンド・バイ・ミー』。
少年4人のひと夏の小さな冒険を描いた本作ですが、仲良しグループの友情や田舎の風景、子どものころに夢見た冒険などの要素がふんだんに詰め込まれており、老若男女が楽しめる内容となっています。
子どもが観たら『未知のわくわくする冒険』に、大人が観れば『懐かしさあふれるあの頃の冒険』になり、ガラッと印象が変化します。
線路を歩くシーンはかなり印象的で、廃線路で真似したという声も非常に多い有名なシーン。
夏の終わりに今年の夏を振り返ったり、青春を思い出すのにぴったりな1作です。
最後の感動するナレーションのシーンまで、存分に浸ってみてください。
童心にかえることができる第2の故郷的な映画だと思っています。
君の名前で僕を呼んで
1983年の夏、北イタリアの美しい避暑地。
両親と夏休みを過ごしていた17歳の少年エリオは、そこでアメリカから来た自由奔放な24歳の青年オリヴァーに出会
う。
やがて、2人は夏の暑さを忘れるほどの激しい恋に落ちる。
少年にとって、それは『初めて知る恋』だった…。
キャスト
監督 | ルカ・グァダニーノ |
役名 | 俳優 |
---|---|
エリオ・パールマン | ティモシー・シャラメ |
オリヴァー | アーミー・ハマー |
Mr.パールマン | マイケル・スタールバーグ |
アネラ・パールマン | アミラ・カサール |
マルシア | エステール・ガレル |
少年と青年の美しくも儚い忘れられない夏
夏のイタリアがとにかく美しい…。どのシーンで止めてもポスターにできるくらいの美しさです。
水、風、空気といった環境全てが画になる。
そんな風景の美しさもあり、映画全体はどこかキラキラしていて青い青春の空気に包まれ、少し懐かしさすら覚えてしまうような感じ。
美しさに美しさが重なって、さらに美しさを乗せてくるのが主人のエリオを演じるティモシー・シャラメ。
『王子様』という言葉が似あう彼ですが、正面・横顔・後ろ姿…全てが美しすぎる。
そんな美しさを放つ思春期の主人公エリオですが、彼の戸惑いや苛立ち、もどかしい感情がひしひしと映像から伝わってくるのが何とも言えない儚さを感じさせてくれます。
『美しい』の対義語は『儚い』でもいいって思ってしまうほど
SUPER 8
オハイオの小さな町で暮らすジョーは5人の友達と夜の駅舎で自主映画の撮影をしていたところ、列車の脱線事故に遭遇する。
偶然撮影していたカメラには、逃げ出す何かが映っていた。
ジョー達を知る生物教師は「今見たことは誰にも言ってはいけない」と意味深な言葉を残す。
その日を境に、町には不穏な空気が漂い始めたのだった。
キャスト
監督 | J・J・エイブラムス |
役名 | 俳優 |
---|---|
ジョー・ラム | ジョエル・コートニー |
アリス・ディナード | エル・ファニング |
チャールズ・カズニック | ライリー・グリフィス |
ケアリー | ライアン・リー |
マーティン | ガブリエル・バッソ |
製作スピルバーグ×監督エイブラムスの豪華タッグ
巨匠スティーブン・スピルバーグと気鋭J・J・エイブラムスがタッグを組んだ本作。
スピルバーグは製作で参加しており、ストーリーは2人が共同で執筆しました。
元々エイブラムスは本作の位置づけを、スピルバーグが監督した『未知との遭遇』や『E.T.』などのSF映画のオマージュ、またはトリビュートとして考えていたとのこと。
そんな本作では、まさに『未知との遭遇』や『E.T.』を彷彿とさせるシーン・演出が多いです。
タイトルのSUPER 8は8mmフィルムカメラのことなんだって
まとめ
いかがでしたか?
今回は夏の終わりに観たい洋画を3作品ご紹介しました!
観るときっと夏を思い出したり振り返ったりしなくなる、そんな作品ばかりです。
今年の夏、いつかの夏、あの頃の夏、そして青春を思い出しながら、夏の終わりを映画と共に感じてみてはいかがでしょうか。