夏はまったりアニメ映画を観てわくわくしたり、感動したり、最高の映画時間を過ごしてみませんか?
今回は夏になると無性に観たくなるアニメ映画を3作品セレクトしました。
選定基準は『夏+定番+アニメ』で、少し懐かしさを感じられるような年代の作品を選んでみました。
ようこそ真夜中シネマへ…今宵は『夏になると無性に観たくなるアニメ映画』をお楽しみください
- 夏の定番
- 懐かしい年代
- アニメ
夏になると無性に観たくなるアニメ映画3選
河童のクゥと夏休み
夏休み前のある日、康一は学校帰りに大きな石を見つける。
石を持ち帰り水で洗うと、なんと河童の子どもが出てきた!
人の言葉を話し、何百年も地中に閉じ込められていたという河童を、鳴き声からクゥと名づける康一。
それから一緒に暮らしていた康一とクゥだったが、突然クゥが「仲間のところに帰る」と言い出した。
康一はクゥを連れ、河童伝説が残る岩手県遠野へと向かうことにするが…。
キャスト
監督 | 原恵一 |
役名 | キャスト |
---|---|
上原保雄 | 田中直樹 |
上原友佳里 | 西田尚美 |
クゥの父親 | なぎら健壱 |
キジムナー | ゴリ |
クゥ | 富沢風斗 |
河童と少年の心の交流、人間の醜さと愚かさ
河童のクゥは江戸時代で眠りにつき、現在で目を覚ますことになります。
そこで出会った少年 上原康一とその家族は、はじめは戸惑いながらもクゥと過ごす日々の中で互いに友情や信頼が芽生えていくのですが…。
実はクゥが江戸時代に生きていた頃、人間にひどい扱いをされ、とある事件が起きてしまいます。
この事件がなかなかに残酷で、人間の醜さや愚かさといった闇の部分が強くクゥに刻まれることになります。
そんな人間の闇を知るクゥですが、温かい人間である康一たちと過ごす中で、現代においても『人間の闇の本質』が変わらないことを知る出来事に見舞われてしまいます。
中には優しい人間たちもいるけど、根本に闇を抱える人間たちもいる…。
みんなが善人というわけではないし、みんなが悪人というわけではない。
そんな現実を作中で提起することで、妖怪である河童が登場するファンタジーでありながらも妙に現実味のあるストーリーとなっており、大人ながらも惹きつけられるものがあります。
テーマやテイストこそ子ども向けに感じるかもしれませんが、現実世界でも通ずる問題提起など大人が楽しめて考えさせられる作品です。
サマーウォーズ
数学が得意な男子高校生は憧れの先輩女子にせがまれ、彼女の田舎で親戚たちが集まる大家族の前で婚約者のふりを
することに。
その夜、彼は謎のメールを受け取り、そこに示された謎の数字の解読に挑戦する。
そして翌日、仮想世界の暴走によって現実世界が一変。少年は、一家と共に力を合わせ、その危機に立ち向かう。
キャスト
監督 | 細田守 |
役名 | キャスト |
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小磯健二 | 神木隆之介 |
篠原夏希 | 桜庭ななみ |
佐久間敬(さくま たかし) | 横川貴大 |
池沢佳主馬(いけざわ かずま) | 谷村美月 |
陣内栄(じんのうち さかえ) | 富司純子 |
毎夏の金ローでもおなじみ!もはや夏のド定番!
夏といえば細田守との声が上がるほど、その名を世間に広く知らしめた作品で、夏になると金曜ロードショーで必ず放送されるほど夏の定番になっている本作。
真夏の田舎の風景、幻想的な仮想現実世界の描写と迫力のバトルシーン、学生の友情・恋愛といった青春模様が101分間に詰め込まれており、ヒロインの祖母や親せき家族との絆も相まって目頭が熱くなってしまう感動シーンまであって、エンタメ作品としてどの世代にも楽しめる内容となっています。
祖母の教えや登場キャラクターのふとしたセリフには名言も多く、物語の終盤で主人公が放つ「よろしくお願いしまーーーーーーす!」はかなり有名。
これを言いながらエンターキーを押す…もはや夏の風物詩だよね
時をかける少女
高校2年の夏、真琴は親友の功介、春に転校してきた千昭という2人と楽しい毎日を過ごしていた。
ある日、真琴は自転車で遭遇した踏切事故の間際、時間を飛ぶ不思議な体験をする。
叔母に相談すると、それは「タイムリープ」で、年ごろの少女によくあることだと言うが…。
その日を境に、時を超える力が巻き起こす真琴の淡い夏の物語が始まるのだった。
キャスト
監督 | 細田守 |
役名 | キャスト |
---|---|
紺野真琴 | 仲里依紗 |
間宮千昭 | 石田卓也 |
津田功介 | 板倉光隆 |
芳山和子 | 原沙知絵 |
藤谷果穂 | 谷村美月 |
声が棒読み?だがそれで良い!むしろそれが良い!
主人公の声優を務めるのは女優の仲里依紗さん。
公開当初から批判が絶えない声の棒読み問題ですが、正直気にならないレベルです。
それどころか、普段の女子高生ってこんな感じだよなと『どこにでもいる普通の女子高生』としてしっかり成立しています。
その辺にいる女子高生がバリバリに抑揚のきいた発声をしてたら…ちょっと違和感がありませんか?
もちろんセリフ読みは上手いに越したことはないと思うのですが、本作に関しては『棒読み』が作品の味を出していると思います。
感覚的には『ホラー映画に超有名人を出すと一気にフィクションさが増して怖くなくなる』みたいな感じ
ちょっと違う気もしますが…
まとめ
今回は夏になると無性に観たくなるアニメ映画を、夏の定番と呼べる3作品ご紹介しました!
まったり過ごす夏の夜更かしのお供に、ぜひいかがでしょうか?
セミの声が鳴り止み静まり返った真夏の深夜に、たくさんの氷で満たされたグラスにお気に入りのドリンクを用意して、最高の夜更かしを過ごしましょう。