暑い夏はおうちで涼しく映画を観よう。
ということで、今回は夏になると無性に観たくなる邦画を3作品ご紹介します。
今回の選定基準は、Reviewma編集部では日本の夏=夏休み=学生の青春!という印象が多かったので、『夏+青春』で様々なジャンルの中から3作品を厳選しました。
夏にぴったりの作品ばかりのですので、ぜひチェックしてみてください。
ようこそ真夜中シネマへ…今宵は『夏になると無性に観たくなる邦画』をお楽しみください
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夏になると無性に観たくなる邦画3選
ジュブナイル
林間学校先で夏休みを過ごしていた祐介、秀隆、俊也、岬の4人の小学生たち。
何か光るものが落下したのを目撃した4人は、落下地点付近で小さなロボットを発見する。
近所に住む天才物理学者・神崎を巻き込んで、みんなでそのロボットを飼うことにする。
この出来事がきっかけで、4人とテトラの忘れられない夏休みが始まるのだった。
キャスト
監督 | 山崎貴 |
役名 | 俳優 |
---|---|
坂本祐介 | 少年期:遠藤雄弥 20年後:吉岡秀隆 |
木下岬 | 少女期:鈴木杏 20年後:緒川たまき |
大野秀隆 | 少年期:清水京太郎 20年後:川平慈英 |
松岡俊也 | 少年期:YŪKI 20年後:高杉亘 |
神崎宗一郎 | 香取慎吾 |
少年少女たちと異星人の現在と未来がかかった戦い
本作はSFならではの設定として明確な敵の存在があり、地球を守るためにロボットに乗り込んで戦う流れになっていきます。
地球を襲う異星人『ボイド人』は地球の水を海ごと奪うという目的で侵略してくるのですが、少年少女たちが協力して未知の敵と戦う…という、ティーンエイジャーを主役としたジュブナイルSFロマン要素が成立しているのです。
青春ものからSFファンタジーへの切り替わりによる緩急の差が、この作品が面白いといえる要因の一つになっています。
学校の怪談
小学2年生の美夏は絵の具箱を取りに小学校へ向かったが、立ち入り禁止の木造校舎に転がっていくサッカーボールを追い、誘われるように木造校舎へ入り込んでしまう。
美夏の帰りが遅いのを心配した5年生の姉の亜樹は小学校に向かい、いたずらで忍び込んでいた同級生たち4人と偶然出会う。
やがて一行は夜の木造校舎の中で、常識を越えた怪奇現象に遭遇するのであった。
キャスト
監督 | 平山秀幸 |
役名 | 俳優 |
---|---|
小向伸一 | 野村宏伸 |
篠田亜樹 | 遠山真澄 |
篠田美夏 | 米澤史織 |
中村研輔 | 熱田一 |
瀬川将太 | 塚田純一郎 |
千葉均 | 町田耕平 |
千葉一 | 町田昇平 |
小室香織 | 岡本綾 |
ノスタルジックな雰囲気がたまらなくエモい
七不思議、不気味な噂、都市伝説など、学校にまつわる怪談がテーマではあるもののホラー要素はそこまで強くなく、随所に感じられるユーモラスな一面とファンタジー要素が『子どもが観ても楽しめる作品』に仕上げてくれています。
ですが、本作の魅力は『大人が観ても面白い』という点です。
全体を通してノスタルジックな雰囲気になっているため、大人なら誰もが通ってきたであろう小学生時代が懐かしく感じます。
夏の夕方や夜に本作を観てみてください、めちゃくちゃエモいです。
あの頃の青春の記憶が蘇ってくるかも。
ちなみに夏のイメージが強い学校の怪談シリーズですが、夏を舞台に描かれたのは1作目と4作目だけで、2作目は春、3作目は秋が舞台になっています。
いずれも夏公開作品なので、ちょっと意外ですね。
リンダリンダリンダ
高校生活最後の文化祭。
直前にバンドの崩壊危機に陥った女子高生3人は、韓国人留学生のソンをボーカルに迎え入れる。
やがて、THE BLUE HEARTSのコピーに挑戦する4人の間に、不器用ながらも確かな絆が芽生えていく。
キャスト
監督 | 山下敦弘 |
役名 | 俳優 |
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ソン | ペ・ドゥナ |
山田響子 | 前田亜季 |
立花恵 | 香椎由宇 |
白河望 | 関根史織(Base Ball Bear) |
どこにでもあるかもしれない日常と青春がとにかく尊い
文化祭前にバンドのメンバーが怪我をして演奏が困難に。
どうしようかと悩んでいた矢先に加入した留学生。
文化祭迄残りわずか、練習しなきゃ間に合わない。
でも何かもやもやしたり問題が起きたり、日々学校生活を過ごして生きるだけで精いっぱいで…。
みたいな、女子高生の日常が淡々と描かれる本作。それゆえに物語に起伏がないと酷評も多かったりします。
ですが、本作の魅力はそんな『当たり前にありそうな日常』を見せられることで、妙なリアルさを感じることだと思います。
出ているのが芸能人なので限度はありますが…、彼女たちが奮闘する様子はまるで現実世界のどこかで起きていたんじゃないかと思ってしまうほど普通すぎるんですよね。
でも、その『普通』がたまらなく尊くて…。
そんな普通まみれの映画の中で、学生ならではのパワフルな演奏と歌唱シーンは、文化祭が舞台の映画の中でも群を抜いて『ザ・青春』を感じてしまうほど圧巻。
ライブシーンだけでも観る価値があります。
ブルーハーツの名曲『リンダリンダ』からの『終らない歌』は涙が出た…
まとめ
いかがでしたか?
今回は『夏になると無性に観たくなる邦画』を3作品ご紹介しました。
日本の映画と夏は非常に相性が良く、ノスタルジックでエモいものが多いです。
ぜひ今回ご紹介した映画で、青春の思い出や懐かしさを感じてみてはいかがでしょうか?