夏になると無性に観たくなる洋画3選

暑くて外出するのが億劫になる夏。そんな夏は、おうちで涼しくまったり映画鑑賞はいかがでしょうか？

そこで今回は、映画好きライターが『夏になると無性に観たくなるおすすめ洋画』を3作品厳選してご紹介します。

今回ご紹介する作品は年代・ジャンル問わず『夏+暑さを吹き飛ばす』を選定基準に、ユーザー人気が非常に高い作品からピックアップしました。

夏になると無性に観たくなる洋画3選

グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版

1965年、ギリシャの島で出会った少年たちが、23年後にイタリアのシチリア島タオルミーナで再会を果たす。

イルカを家族と呼ぶ純粋な心を持つ青年ジャック。

旧友との再会を心から喜びつつも潜水記録を巡って彼に闘志を燃やすエンゾ。

そしてジャックを追ってやってきた保険調査員のジョアンナ。

この3人が出会ったとき運命の物語が動き出し、海を深く愛したがゆえの悲劇が3人を襲う。

キャスト

監督

リュック・ベッソン

役名	俳優
ジャック・マイヨール	ジャン＝マルク・バール
エンゾ・モリナーリ	ジャン・レノ
ジョアンナ・ベイカー	ロザンナ・アークエット
ローレンス博士	ポール・シェナー

監督の思入れが詰まった作品

本作は10代のころからダイビングに親しんできたリュック・ベッソン監督が、長年の夢だった『イルカに魅せられた潜水夫の物語』を、実在の天才ダイバージャック・マイヨールの協力を得て製作された念願の映画です。

自身もダイビングを通して海を愛していたからこそ、リュック・ベッソン監督にしか描くことができない美しい海のシーンが実現しています。

ただし、物語自体は実話ではなくフィクションとなっており、登場人物の多くは映画用に用意した脚色されたキャラクターです。

様々なバージョンが存在する

本作は完全版を含む5つものバージョンが存在します。

・Le Grand Bleu（フランス公開版）

フランスで公開されたバージョンで、上映時間は132分。

カンヌで上映されたものと同様のもので、元々は国際マーケット向けに製作されたもの。

フランス公開ながらセリフは全て英語となっており、フランスでの公開時には出演者本人たちがフランス語の吹き替えを行った。

・THE BIG BLUE（国際版）

海外向けに編集された国際版で、上映時間はフランス版よりも12分短い120分。

日本においては『グレート・ブルー』という邦題で劇場公開された。

・THE BIG BLUE（アメリカ公開版）

上映時間は118分。

国際版をベースとしながらも、音楽がエリック・セラからビル・コンティのものに差し替えられている。

また、ラストシーンにカットが追加され、結末が他のバージョンとは大きく異なるものになっている。

・Le Grand Bleu/VERSION LONGUE（長尺版）

リュック・ベッソンが最初に完成させた無修正バージョンで、上映時間は168分。

日本では『グランブルー/グレート・ブルー完全版』の邦題で劇場公開された。

今回紹介しているタイトルはこのバージョンを指す。

・10ans Le Grand Bleu/VERSION ORIGINALE（オリジナル版）

作品上映10周年を記念し、フランスでリバイバル上映されたバージョン。上映時間は132分。

日本では『グラン・ブルー/オリジナル・バージョン』として公開された。

リュック・ベッソン監督は「これこそ磨きぬいた一生大事にしたい心の一本」と称している。

マンマ・ミーア！

エーゲ海に浮かぶ島で、小さなホテルを営むドナ。

娘のソフィは翌日に結婚式を控え、かねてからの夢を実現しようとしていた。

それは、会ったことのない父と一緒にバージンロードを歩くというものだった。

母の日記から父親候補を絞り込んだ彼女は、3人の男性を結婚式に招待するのだが…。

キャスト

監督

フィリダ・ロイド

役名	俳優
ドナ・シェリダン	メリル・ストリープ
ソフィ・シェリダン	アマンダ・サイフリッド
サム・カーマイケル	ピアース・ブロスナン
ハリー・ブライト	コリン・ファース
ビル・アンダーソン	ステラン・スカルガルド

ブロードウェイから銀幕に輸入された最高のミュージカル

本作は、世界的に有名なスウェーデンのポップ音楽グループ『ABBA』の曲をベースに、1999年にはウェスト・エンド、2001年にはブロードウェイで公開されたミュージカル作品『マンマ・ミーア!』を映画化したものです。

また、ABBAのメンバーで作曲家でもあるベニー・アンダーソンが本作の音楽に携わっています。

ABBAのメンバーが音楽を手掛けていることで、作品全体がABBA一色と言っても過言ではないクオリティとなり、観て聴いてとことん楽しめる作品に仕上がっています。

ムーンライズ・キングダム

1年前、出会ってすぐに恋に落ちたサムとスージー。

2人は、続けていた文通の中で計画していた駆け落ち作戦をついに決行することに。

2人は島の入り江を目指し大冒険を始めるが、大人たちが彼らがいなくなったことに気付き島は大騒ぎ。

結局大人たちに見つかった2人は離ればなれになり、親元に戻されるはめになるのだが…。

キャスト

監督	ウェス・アンダーソン

役名	俳優
サム・シャカスキー	ジャレッド・ギルマン
スージー・ビショップ	カーラ・ヘイワード
シャープ警部	ブルース・ウィリス
ウォルト・ビショップ	ビル・マーレイ
ローラ・ビショップ	フランシス・マクドーマンド

ピュアな少年少女が織り成すひと夏のボーイミーツガールストーリー

12歳の男の子と女の子、日本でいうなら小学6年生～中学1年生の世代。

そんな子どものピュアな行動や言動がとてもほっこりして、優しい気持ちにしてくれます。

しかも、ただわがままなわけではなく、子どもなりに明確な理由を持っているからこそ憎めなかったりもします。

親にとって子どもはいつまでも子どもですが、子どもは大人が思っているほど幼くないのかもしれません。

ウェス・アンダーソン監督が作り出す美しい映像も相まって、とにかく温かく優しい気持ちにしてくれる映画です。

まとめ

いかがでしたか？

今回は『夏になると無性に観たくなる洋画』を3作品厳選してご紹介しました。

ユーザー評価も非常に高い作品ばかりをピックアップしましたので、観て損はしないはず。

ぜひこの夏は今回ご紹介した作品を、おうちで楽しんでみてください。