今回レビューするのは、スーパーやコンビニなどで販売されているポップなグリーンと陽気な山羊の悪魔バフォメットが特徴的な微アルコールドリンク『正気のサタン』。
目立つパッケージなので、気になっていたという方も多いのではないでしょうか?
正気のサタンは、よなよなエールなどで知られる長野県軽井沢にブルワリーを持つ株式会社ヤッホーブルーイングが製造・販売している話題の醸造系クラフトドリンクです。
アルコール0.7%、醸造系ドリンクって書いてあるけど…美味しいの?微アルドリンクってどれも微妙じゃない?
なんて、僕も正気のサタンを飲む前は思っていました。
結論…正気のサタンは本場のクラフトビールに負けないレベル、かつ今までに飲んだことが無いレベルで最高に美味しい微アルコールドリンクです!
正気のサタンの魅力をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
今回レビューするのはこちら!
正気のサタンとは?
ノンアルコールドリンクではありませんのでご注意を!
0.7%のアルコールを含むので、アルコール飲料(お酒)に該当します。
未成年の方や、妊娠中・授乳期の方、運転される方は1%未満だからといって飲んでは『ダメ、ゼッタイ』です。
正気のサタンは、アルコール度数0.7%のIPAです。
開けた瞬間に香る柑橘系のアロマホップと酵母のシトラスや、トロピカルフルーツを思わせるフレッシュな香りが特徴的な一本となっています。
一般的なビアテイスト飲料は発酵をさせないで、原材料や製法の工夫で香味をビールに近づける、出来上がったビールからアルコールを除去する、などの製法を取り入れています。
ですが、正気のサタンは従来のクラフトビールと全く同じ製造プロセスを取り入れているため、微アルコールでありながらフレーバーフルなビアスタイルを実現しています。
ちなみにIPAとは『インディアン・ペールエール』の略称で、ガツンとしたホップの味わい深い苦みが特徴
販売・製造はヤッホーブルーイング
製造・販売は『よなよなエール』や『インドの青鬼』で有名な株式会社ヤッホーブルーイングです。
正気のサタンは数々のクラフトビールに情熱を捧げてきたブルワリーが持つ、確かなノウハウと熱意によって誕生しました。
クラフトビールと同じ醸造法
クラフトビールの製法や原材料はそのままに、微アルなのにフレーバーをしっかり感じられる醸造系クラフトドリンクを生み出したいという熱い想いから生まれた正気のサタン。
その熱量が十分感じられるレベルで、まさに醸造系クラフトドリンクという名に相応しい新感覚の美味しさに仕上がっており、口いっぱいに広がるジューシーで爽やかな味わいと、アルコール度数1%未満でありながらもIPAらしいガツンとした飲みごたえを感じることができます。
ドライホップの使用量は、同社のクラフトビール『インドの青鬼』の約2倍。
醸造方法に工夫を凝らし、低アルコール・微アルコールとは思えないほどの豊かなアロマフレーバーが実現しています。
インターナショナル・ビアカップ2021で金賞を受賞
正気のサタンは世界五大ビール品評会の一つ『インターナショナル・ビアカップ2021』で金賞を受賞しています。
金賞受賞の銘柄の中から、全く新しい取り組みをしている部門『アザースペシャリティカテゴリー』においてチャンピオンを獲得も獲得。
世界も認めるまさに『お墨付きの一本』と言えるでしょう。
正気のサタンの良かった点・イマイチだった点
正気のサタンをついポチりたくなる良かった点、イマイチだった点をピックアップしました!
良かった点
- 微アルでもちゃんとクラフトビールの美味さ
- 微アルなので翌日を気にすることなく気軽に飲める
- ホップのガツンとした苦み+ホワイトビールのようなフルーティな味わいをダブルで楽しめる
- とにかく香りが良い
- 爽やかな味わいが続くので最後まで飽きずにグイグイ飲める
イマイチだった点
- 他の微アルドリンクと比べると少しだけ高く感じてしまう
総評
クラフトビール好きも微アル好きも楽しめる本格的な美味しさ!
IPAのガツンとした苦み、ホワイトビールのようなフルーティな香りと味わいを一度に楽しめる最高の一本!
イマイチな点を頑張って捻り出そうとしましたが…、いやー全然出てこない!
他の微アルドリンクに比べてちょっと高いな…と感じる点くらいです。
それでも、通常のクラフトビール並みの美味さを微アルで実現しているので、酔わないクラフトビールとして捉えればこの価格は安い!
微アルコールなので、翌日を気にすることなく気軽に美味しく楽しめるところも◎。
個人的にはケースまとめ買いで常備しておきたいと思える一本です!
正気のサタン実飲レビュー
スーパーの酒棚で一際目立つカラーリングの缶、ついつい手に取ってしまったのがこの『正気のサタン』でした。
パッケージには『醸造系クラフトドリンク』の文字が。
醸造系…?と一瞬考えましたが、細かいことは気にせず直感信じて買っちゃえ買っちゃえ!とレジへ直行。
この時、僕はまだアルコール度数に目がいかず、てっきり新作クラフトビールだと思って買ってしまったのです。
しかし、その思い込みが僕の満足度を格段に上げることになるとは…、あの時の僕は思いもしなかったんだ…。
パッケージデザインが本当に可愛くとにかくポップ。
缶の裏面に書かれた『今夜もゴキゲンにこなすのさ。』というフレーズにピッタリなデザインです。
テーブルに缶を置くだけで、飲む前からその周囲が陽気な雰囲気に包まれる感じ。
SNS映えもばっちりなデザインなので、パーティやアウトドアに持っていっても良さそう!
メーカー推奨の美味しい飲み方『5℃でグラス』でいただく
プルタブをプシュッと開けると、柑橘系のアロマホップ+酵母によるフルーティな香りが広がります。
今回はメーカー推奨の飲み方で、5℃までしっかり冷やしてグラスに注ぎました。
グラスに注ぐと、シュワシュワ~と弾けるような泡立ち。
同時に、フルーティな柑橘系のとてつもなくイイ香りが…。
これ、ずっと嗅いでいたい…。
正気のサタンの可愛らしいポップなデザインに合わせて、グラスはたまご型の可愛いタイプにしました。
このグラスの難点は泡が立ちにくいことなんですが、今回は香り優先で楽しみたいので口が狭くなってるこのグラスでいただこうと思います。
IPAとホワイトビールの良いところを掛け合わせたような味わい
一口目は爽やかな飲み口ながら、IPAならではのガツンとした苦みがしっかりきます。
後味はフルーティ。めっちゃフルーティ。
のどごしもしっかり感じる。
これはかなり美味しい!
ベルギーのフルーティなホワイトビールと、極限までに苦みを貫いたIPAが好きな僕にとって最高の組み合わせ
と、ここで気づいてしまうのです。
あれ?これアルコール入ってなくない?
そう、アルコール特有の鼻から抜けていくお酒感があまりないような…。
いや…でもちゃんとクラフトビールみたいに美味しいしな…。気のせいか?
ア、ア、ア、ア…アルコールが1%未満…だと!?
名称『炭酸飲料』…だと!?
なんてこった!クラフトビールだと思って買ったものが、微アルドリンクだったなんて!
全然微アルっぽくない!
確かに鼻から抜けるお酒感こそなかったものの、クラフトビールだと思い込んで飲んだ瞬間、確実に僕の脳はこれがクラフトビールだと錯覚していた…。
最初の一本目だから気づいたけど、何本かアルコール飲んだあとに正気のサタンを飲んでも、普通のクラフトビールだって勘違いしそうなくらい、クラフトビールっぽい美味しさ。
す、すごいよこれ…。
二口目からは苦みが慣れてきて一口目ほどのインパクトはありませんが、爽やかな飲み口が続くのでグイグイ進んでしまう。
でも大丈夫、微アルコールだから全然酔わない!明日が仕事でも全然気にならない!
何本でもいけますね、これは。
今回は一本のみの購入だったので、まとめ買いすればよかったなぁと後悔しました。
微アルコールドリンクって、何か物足りない…と感じるものが多いイメージでしたが、正気のサタンは微アルコールとは思えないほど、ちゃんとクラフトビールを感じさせてくれます。
正気のサタン…やりおるな!
正気のサタンの商品詳細
品目 | 炭酸飲料 |
ビアスタイル | alc.0.7% IPA |
原材料 | 大麦麦芽(外国製造)、乳糖、小麦麦芽、ホップ オーツ麦、食塩/酸味料、炭酸、(一部に小麦、乳を含む) |
内容量 | 350ml |
アルコール分 | 1%未満 |
賞味期限 | 製造から8ヶ月 |
店頭販売価格 | 235円 |
まとめ
今回は株式会社ヤッホーブルーイングかが製造・販売している『正気のサタン』をレビューしました!
まるで本格的なクラフトビールのような微アルコールドリンク。
この美味しさはコンクールでも金賞を受賞しているほどで、クラフトビール好きの人にはもちろんのこと、これまで微アルコールが美味しくない…と敬遠していた人にもぜひ飲んでみていただきたい一本です!
ぜひこの機会に、新感覚の醸造系クラフト飲料『正気のサタン』を試してみてはいかがでしょうか?
それでは最後に、正気のサタンの良かった点・イマイチだった点を振り返って終わりにしたいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました~!
正気のサタンのレビュー振り返り
クラフトビール好きも微アル好きも楽しめる本格的な美味しさ!
IPAのガツンとした苦み、ホワイトビールのようなフルーティな香りと味わいを一度に楽しめる最高の一本!
- 微アルでもちゃんとクラフトビールの美味さ
- 微アルなので翌日を気にすることなく気軽に飲める
- ホップのガツンとした苦み+ホワイトビールのようなフルーティな味わいをダブルで楽しめる
- とにかく香りが良い
- 爽やかな味わいが続くので最後まで飽きずにグイグイ飲める
- クラフトビールと同等の価格なので、他の微アルドリンクと比べると少しだけ高く感じてしまう