本土と少し雰囲気が違う、独特な文化が多い沖縄県。珍しい食べ物も多いため、観光したらお土産に悩んだ…という経験がある人もいるかもしれません。
「沖縄に行ったら、このお土産!というものを押さえておきたい」と思っているあなたにおすすめのものが、沖縄土産の定番・御菓子御殿の『元祖 紅いもタルト』です。
この記事では、コンビニ・スーパーの新商品を400記事以上執筆している、元ケーキ店員の筆者が『元祖 紅いもタルト』の特徴や、お取り寄せして食べてみた感想をご紹介します。
記事を最後まで読むと、『元祖 紅いもタルト』をおいしく食べるコツが分かりますよ。
『元祖 紅いもタルト』とは?
『元祖 紅いもタルト』とは、1986年に誕生した沖縄のお菓子です。
お土産施設『御菓子御殿』で作られており、長い歴史があるお土産になっています。
沖縄県産の紅芋が使用されていて、きれいな色のあんこには着色料が一切使用されていません。素材の味を活かして、素朴な味わいに仕上がった紅いもタルトは、リピーターが多いようです。
ちなみに、もともと沖縄の読谷村を盛り上げるために「紅芋を使ったお菓子を作ってほしい」という依頼を受けたのが、紅いもタルトの始まりだったとか。
発売当初は、紅芋の色味が珍しかったこともあり、徐々に話題になっていたのだと御菓子御殿の社長がインタビューで答えていました。
沖縄土産の定番
御菓子御殿の『元祖紅いもタルト』は、沖縄土産の定番です。沖縄の至るところにお店が点在していて、気軽に購入できます。
味や素材にこだわった身体に優しい沖縄土産を選ぶなら、『元祖 紅いもタルト』という人も多いようです。
沖縄の物産展が商業施設に登場している時などに、見かけたことがある人も多いかもしれません。
受賞歴が多い銘菓
御菓子御殿の『元祖 紅いもタルト』がすごいところは、知名度の高さだけではありません。さまざまな賞を受賞している実績があります。
2008年の第25回全国菓子大博覧会では名誉総裁賞受賞、同年〜2013年まで連続でモンドセレクション金賞受賞という大きな功績を残しました。
村おこしのために開発されたお菓子が、ここまで評価されるようになったことはすごいですよね。
『元祖 紅いもタルト』を食べてみた!おいしく食べる方法は?
今回は、沖縄のお土産施設『御菓子御殿』で販売されている、『元祖 紅いもタルト』を実際にお取り寄せして食べてみました。
届いたものが、こちらです。
写真でドーンとプリントされた、紅いもタルトの存在感がすごいです。本物を見る前から、「あ、コレは絶対おいしいやつだ」と確信したのは、筆者だけではないはず。
箱の裏面には、タルトに使用されている紅いもの生産者さんが紹介されていました。優しそうな笑顔だったので、そちらにもほっこり。
賞味期限は、『製造日から30日以内』とのことです。
箱を開けると、さらに沖縄の雰囲気が感じられる賑やかなパッケージに入った紅いもタルトが登場します。
10個の紅いもタルトから「はいさーい!」と聞こえる気がしませんか。沖縄への思いが膨らみます。
「10個は多いな…」という人は、誰かにお裾分けを考える前にまずは食べてみて。あっという間に、胃袋に吸い込まれていくお菓子だから。
パッケージを開けると、紅芋とバターの香りがふわりと香ります。タルト生地はホロホロと柔らかめで、優しく手に取らなければ崩れてしまうので注意が必要です。
特別に、紅いもタルトの断面も披露しますね。
紅芋の味がしっかりと感じられるように、あんこがたっぷりと詰まっていました。素晴らしい断面です!
食べてみると、あんこの食感は『ねっとり』。紅芋とバターの心地よい香りが口の中で広がります。筆者が想像していたよりも『甘さは控えめ』で上品な味でした。
これはペロリと10個食べるのも余裕かもしれません。見かけによらず素朴な甘さがクセになります。
また、『元祖 紅いもタルト』の箱の裏面に、紅いもタルトをおいしく食べるコツが掲載されていたので、それぞれ試してみました。
香りが強くなって、あんこのホクホク感がアップ。タルトもサクッと軽い食感に。
全体的にしっとりとした食感に変化。タルト生地が硬くなってスイーツ感がアップ。
温度で大きく味わいが変化するので、同じお菓子でも3回楽しめます。全部試すもよし、あなたが好きな食べ方を見つけてください!
実際に『元祖 紅いもタルト』を食べた人からは、次のようなコメントが商品に寄せられていました。
数年前沖縄への修学旅行の際、お土産として紅いもタルトを購入しました。
母が「とても美味しい!」「また食べたい」と喜んでいたのを思い出し、今回、当時のパッケージなど記憶を頼りに注文させていただきました。
味も甘過ぎず、とても美味しかったです。母も喜んでおり、買ってよかったと思いました。
引用:Amazon カルビ定食ちゃんさんのレビューより
沖縄に行ったことがない筆者ですが、紅芋を使用したお菓子自体が初体験で、「これが沖縄の味か!」と思い出になるようなお菓子になりました。
まさしくコメント通り、1度食べたらまた食べたくなるおいしさだったので、またお取り寄せしたり物産展などで見かけたら購入すると思います!
『元祖 紅いもタルト』の良い点・悪い点
『元祖 紅いもタルト』の良い点
- 優しい甘さで食べやすい
- あんこがぎっしり詰まっている
- 温度で味の変化が楽しめる
- 1個が大きい
- あんこがきれいで見た目がかわいい
『元祖 紅いもタルト』の悪い点
- カロリーが高い
- 生地が柔らかくて崩れやすい
紅芋のきれいな色のあんこが、南国沖縄の賑やかな雰囲気を感じさせてくれる『元祖紅いもタルト』。
芋とタルトという甘い食べ物の掛け合わせで、甘いものが苦手な人には向いていないお土産かと思いきや、意外にも『甘さは控えめ』で食べやすいです。
タルト生地いっぱいにあんこが詰まっているところも、期待を裏切らないクオリティーで嬉しくなります。
また、『元祖 紅いもタルト』を食べる時に温めるのか、冷やすのかによって食感や味が変化するので、1箱にたくさん入っていても飽きにくいです。
トースターで温めるのは少し手間がかかりますが、味の感じ方に結構な差が生まれるので、沖縄土産として誰かに渡す時に伝えてあげるといいかもしれません。
一方で、『元祖 紅いもタルト』には気を付けておきたい注意点もあります。
軽い感覚で食べられるからといって、食べ過ぎるのは絶対にNG!1個あたりのカロリーは『約107kcal』です。
2、3個食べたらお茶碗いっぱい分のご飯と同じくらいに相当する…ということを考慮すると、食べた後で間違いなく後悔してしまいます…。
そして、『元祖 紅いもタルト』は全体的に柔らかくて崩れやすいです。パッケージを開ける時に、タルト生地に当たって崩れることもあるので、お皿の上で食べたり膝の上にティッシュを敷いて食べるようにすると防げますよ。
『元祖 紅いもタルト』の詳細
商品名 | 『元祖 紅いもタルト』 |
内容量 | 10個 |
原材料・成分 | 紅芋ペースト、砂糖、小麦粉、バター、鶏卵、寒天、食塩(原材料の一部に小麦、乳、卵を含む) |
産地 | 沖縄県 |
メーカー | 御菓子御殿 |
価格(税込み) | 1,242円 |
まとめ
定番の沖縄土産御菓子御殿の『元祖紅いもタルト』の特徴や、お取り寄せして食べてみた感想をご紹介しました。
素材にこだわって作られた、苦手な人は少ないであろう定番の味だからこそ、長年愛され続けていることが分かるお土産です。
まだ食べたことがない人や、思い出の味を誰かと共有したい人は、ぜひお取り寄せで沖縄の雰囲気を感じてみてはいかがでしょうか。